ソーシャルミッション
私が取り組む社会課題は、小中学生の発達特性を踏まえた学習支援の不足という社会課題です。
はじめに、「発達障害」と「発達特性」という言葉の違いについてお伝えします。私は、発達障害とは、平均よりも下の場合に使う言葉であり、発達特性とは、誰にでもあるものとして捉えています。
私が働いていた前職の学習塾は、集団指導の形態でした。そのときは、発達特性が強い生徒は1割ほどという印象でした。
それに対して、今、経営をしている学習塾は、個別対応の形態であることから、3~4割の生徒に、発達特性が強く見られます。
こうした生徒と関わる中で、小中学生の発達特性を踏まえた学習支援の不足という社会課題に向き合うようになりました。
この社会課題の解決のために、私が経営する学習塾では、生徒と保護者との「対話」をとても大切にしています。
生徒の発達特性は、一人ひとりで、まったく異なります。このため、学習内容や学習方法は、生徒と対話を繰り返す中で決めています。
また、毎週、保護者に学習報告メールを送っており、ご家庭との連携にも力を入れています。
生徒の成長に役立てることです。
文章の読み書きが苦手だった生徒が、繰り返し対話を重ねて少しずつできることを増やしていくことでむしろ国語が得意科目になったり、自分で考えるのが苦手だった生徒が、自ら学習計画を立てて実行できるようになっていったりとする姿を見ることは何よりの喜びです。
多くの生徒は、何年間も私の塾に通ってくれています。その中で、心の面も能力面も、生徒たちの成長が見られて、尊い仕事をさせてもらっているとやりがいを感じています。
今、私の塾には、私の息子が通ってくれています。
私の息子が高校を卒業するのは、2032年です。それまでは、今の塾を継続します。
それ以降のことは、現在、模索をしています。
今後の展望を具体的にしていくためにも、まずは、目の前の生徒一人ひとりに向き合い、生徒と共に、私も成長をしていきます。
社会起業大学の講師や仲間と共に「対話」をし、「自分らしさ」「社会課題」「ビジネス」、これらについて深めることができました。
その対話の時間、対話によって深まったことは、私の財産です。
自分との「対話」、他者との「対話」が大切だと考えます。
その対話の中で、ソーシャルミッションへの想いが深まり、ビジネスも具体的になっていきます。
私たちの限られた人生の時間を通して、社会をよりよいものとして、後世にバトンを渡していきましょう。
社会起業大学第19期生
渡辺悠希 さん
志学ラボ 塾長
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これでならゼロから実践まで“着実”に進める