ソーシャルミッション
私が取り組む社会課題は、「日本の衰退」です。
日本は高齢化、少子化という割けては通れない大課題に直面し、その上に30年来続いている経済失政で国民の貧困化、地方の衰退、さらには外国による圧力などで社会が不安定化しています。
日本を取り戻すため、日本人の真の力を発揮するために、文化・伝統を重要視し、日本人が日本人たる根本を強く発信できるサービスや商品を提供することで多くの方の意識を変えていきたいと思っています。
この課題に取り組むきっかけは、東京でのサラリーマン生活と東北の震災です。
13年ほどの東京生活は最後まで慣れませんでした。そこに地震があり、非日常を体験することで自らや家族の将来を考える機会となり、このまま会社員として終えるよりも、失敗覚悟で自分の想いを追求するチャレンジを選びました。
好きな事を仕事にすることがベストであるので、考えた結果、子供の頃から好きだった歴史をテーマにしたコンテンツビジネスをスタートしました。
特に戦国時代に特化し、甲冑や鎧、衣装のオーダーメイド制作やレンタルを通じて、日本人がどこか心の奥で感じるものがある部分を体現、体験してもらいたいと思っています。
また、新規にスタートした城郭模型ビジネスは、地域でふるさとの歴史遺産を守っていらっしゃる方々に模型製作をさせていただいたり、自治体の博物館様とのコラボイベントを行うなどし、子供たちへの教育への貢献していきたいと思っています。
まずは、そもそも甲冑などを使うイベントや企画を考える企業様や個人が増えることにやりがいを感じます。
実際に着用された方が満面の笑みで楽しまれ、充実されているを見ると嬉しく思います。
また、同じ様なビジョンや思考をお持ちの方々と会う機会も多くなり、同志が増えつつあることも喜びです。
今後は、現状の収益の柱であるレンタルビジネスを拡張していくことと、長期的には子供やその親たちに訴えらえる、日本人のアイデンティティーを呼び起こせる商品、サービスを開発していくことを考えています。
日本の大きな時代のうねりの中で、何か次の時代を造れることに役に立てたらと思っています。
右も左も分からず入学しましたが、そこで出会った同期や先生方は皆さん前向きで人柄も良く、楽しい時間、研鑽の時間を過ごせると同時に、卒業してから今でも連絡ができる仲間となりました。
仲間たちの活躍は刺激になり、また栄養素ともなっています。
社会的な課題に直接的にビジネスが関係する必要はないと思います。
「経済なき道徳は戯言であり、道徳なき経済は犯罪である」(二宮尊徳)という言葉がある通り、資本主義社会の日本では経済を回すことが必須であり、生活ができませんし、事業において投資もできません。
ビジネスはしっかり回していき、そこから真に取り組みたい社会課題へ投資したり、チャレンジする方が前進はしやすいかと思います。
いまや、日本は社会課題の塊です。業界廻りや弱者だけでなく、国家の中枢に大問題が転がっています。そういうところも意識しながらビジネスを実行し、せっかくの努力が水泡に帰すようなことが無いように頑張っていただきたいと思います。
社会起業大学第8期生
藤井 淳 さん
播磨国造社(ブランド名:武楽衆、戦国の城製作所) 代表
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