ソーシャルミッション
私が取り組む社会課題は、ガーナの農村部(特に北部地域)における以下の2つの課題です。
1つ目は、「農村部の雇用機会の不足により、都市部への流出が進行している。しかし都市部でも十分な雇用機会がない。」という課題です。
2つ目は、「現金不足のため農業への投資が難しく、農家は自給自足から抜け出せない。」という課題です。特に北部地域では農業従事世帯の割合が82%と高いものの、設備投資が進まないため、規模拡大や効率化が進まず、自給自足の農業から脱却できていません。
ガーナに関わることになったきっかけは、大学2年生の時。
初めてガーナの孤児院を訪れた際、現地の深刻な貧困問題に大きな衝撃を受けました。また、孤児院では支援慣れが進み、単に金銭や物資を与える支援の限界も目の当たりにしました。そこで寄付などではない形で現地の社会課題を解決する方法に取り組んでみたいと思うようになりました。
これまでガーナで培ったフィールド調査や孤児院での活動を通じて得た現地の商習慣やコミュニケーションスキル、農業への理解を活かし、まずは農業事業をスタートしました。具体的には、東京ドーム17個分の土地を所有して米、大豆、メイズ等の栽培に取り組んでいます。
農業事業を行う中で、農業機械を使った効率化が非常に重要だということに気づきました。この経験から、コンバインやトラクターなどのレンタル事業も開始しました。現金を持たない農家にも貸し出せるスキームを作ることで自分たちだけではなく多くの農家の生産性向上を目指し、持続可能な地域社会の発展に寄与しています。
自分たちが農業の新たな可能性を切り開くパイオニアとして市場を開拓していていけること、そして、現地農家の生活が目に見えて向上する過程に貢献できることに大きなやりがいを感じています。
レンタル機材のラインナップ拡充を進める予定です。特に、散布用のドローンを活用した新しい農業技術の導入を行います。
将来的には衛星画像との連携による効率的な資材散布や、データ分析を活用した農業コンサルティングを提供していきます。また、農業機械の利用を通じたコミュニティ単位での協同事業の構築にも注力したいと考えています。
様々なバックグラウンドを持つ仲間と出会い、それぞれの視点や経験を共有できたことが、自身の視野を広げる大きな機会となりました。社会起業大学のつながりから、同級生と一緒にガーナに渡航しました。また、ガーナ事業の日本法人の取締役には社会起業大学の卒業生にも参画してもらっています。
特に現在、会社員の方にとっては現在の生活から起業することにリスクを伴う場合もあります。まずは現在の仕事や生活を維持しつつ、小さなステップから始めてみてください。現在は副業などにも寛容な社会になりつつあります。自分の事業が軌道に乗りだしたら徐々にピボットすることもできるので、小さなことから進めてみてください。
社会起業大学第19期生
土橋 啓泰さん
KAMBANG Farms & Supplies Ltd. / Director
株式会社Yieldy / 代表取締役社長
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アイディア出し・事業計画・マネタイズ...
これでならゼロから実践まで“着実”に進める