ソーシャルミッション
私が取り組む社会課題は、「都市と農村の乖離」です。
今日本では都市と農村それぞれに以下の課題があり、これを解決したいと思いました。
都市:人生観、仕事観、事業観や生き方、働き方の軸が定まらず悩む人が多い
農村:人口減少で揺らぐ生活基盤、衰退する産業、損なわれる自然環境
この課題に取り組むきっかけは、大学生の時に北海道農業インターンシップの創成に携わったことです。
そこから、都市部の若者と北海道十勝の農家さんをつなごうと思うようになりました。

これまで培ってきた「つないで育む」という経験を生かして、「人・土・地域を育む循環型の社会づくり」というソーシャルビジネスに取り組んでおり、具体的には以下のような事業に取り組んでいます。
人を育むという点では、大学生を中心とした農業インターンである「アグリダイブ」、地域の小中学生が地域と学び地域とつながる機会を作る産官学民連携のプロジェクトである「うらほろスタイル」、都市の大企業の役員の方々に向けた、現場体験と問いを中心とした研修プログラムである「うらほろアカデメイア」等に取り組んでいます。
土を育むという点では、農業経営の持続可能性を維持するため、豊かな土壌を作り大地を再生するようなリジェネラティブ農業に取り組んでいます。
地域を育むという点では、地域の暮らしの基盤を整え、お金の循環を作り、人財を育てていく取り組みを「十勝うらほろ樂舎」で行ってします。
地域にとっぷりと浸かっていますが、むしろ世界に波及し得る地域社会のモデルを創っている実感があり、都市で働いていた時よりも手触り感がある仕事ができていることにやりがいを感じます。また、多種多様な面白い人たちと協働できることも大きな魅力ですし、何より若者たちの成長を感じられること大きなモチベーションになっています。
長期的には、「地域にある風土資本を元に、人々が生きるための生活基盤・産業基盤を。再生・再構築し、新たな風土を生み出す7世代先(200年後)まで見据えた循環の仕組み」が2050年までに世界中に広がっていることを目指しています。
そこに向けた短期な目標として、2030年までに浦幌で持続可能なモデルをつくりたいと思っており、具体的には
・売上5億円 営業利益:20%(1億円)
・人口5千人以下で、見栄えする観光資源も圧倒的な産業も持たない。
・日本、世界中に数多ある地域が目指せるモデルの確立
を目指しています。
簡単ではないかもしれませんが、志を高く持って実現に向けて着実に行動をしていきたいと思っています。

起業をする上での自分が目指す理想と立ち返る原点、つまり自分の軸を確立できたことが何よりも大きな収穫でした。そして、たくさんの応援者や起業家仲間ができたことも起業後の大きな支えになっています。
「心が先、頭が後」が私の信条です。どんなに合理的な理屈を考えても心が動かなければ人は動けませんし、ついてきてくれません。皆さんも自分の心の声に耳を傾けてください!
北海道から応援しています!
社会起業大学第6期生
山内 一成 さん
一般社団法人十勝うらほろ樂舎/TASUKI合同会社/ミナイカシ合同会社 代表
ソーシャルビジネスを体系的に学び、
自分らしさを生かし
社会貢献する起業家を目指す
豊富な実例で学ぶ
社会起業家入門セミナー