野良猫が地域に受け入れられないという社会課題を、就労継続支援B型事業所を併設した猫カフェで解決する | 【公式】社会起業家を育成するソーシャルビジネススクール 社会起業大学

【公式】社会起業家を育成するソーシャルビジネススクール 社会起業大学

やまぐち社会起業塾3期生
恵本 浩史 さん
合同会社みっしゅまっしゅ

代表社員


ソーシャルミッション

野良猫が地域に受け入れられないという社会課題を、
就労継続支援B型事業所を併設した猫カフェで解決する

 



下関市在住の元公務員。
25年間勤務した下関市役所を退職し、保護猫の新しい出会いの場であり、障害のあるなしに関わらず、誰もが輝ける場所を作るため、保護猫カフェNekonowa(ねこのわ)と就労継続支援B型事業所を併設した福祉事業所を開設。猫も人も、お互いの存在を認めあえるようなごちゃまぜ(みっしゅまっしゅ)な社会を目指して活動している。

 

■社会課題と取り組む動機

私が取り組む社会課題は、野良猫が地域猫として受け入れられる社会創りです。
今、山口県では74,000匹もの野良猫がいると推定されるという状態になっておりこれを解決したいと思いました。

この課題に取り組むきっかけは、実家で猫が増えすぎてしまい、多頭飼育崩壊になりかけたところを保護猫団体に救ってもらったことや、人間関係で気持ちが落ち込んでいた時に猫と触れ合うことで癒されたこと、そして、保護猫活動に携わるようになり、保護猫活動の継続性、採算性を考える必要があると感じたことです。

また、市役所勤務時代に障害者の方の厳しい雇用環境に接する機会があり、その現状を変えたいとも思ったっていました。

 
そこから保護猫活動が持続的に行える環境を整え、かつ、障害者の方に新たな職業の選択肢を提供したいと強く思うようになりました。

 

 

■ソーシャルビジネス

これまで培ってきた25年間の市役所勤務経験や傾聴力、保護猫活動の経験を生かして、保護猫カフェ×就労継続支援B型事業所というソーシャルビジネスに取り組んでいます。



具体的には、障害者の方と一緒に保護猫カフェの運営や猫グッズ作成作業というようなことをしています。

例えば、障害者の方に保護猫シェルターの清掃・猫のお世話の業務を行っていただいたり、猫の人慣れが進むように猫と触れ合ったりしてもらっています。

 

■活動のやりがい

障害者の方や一般のお客様が猫と触れ合うことで「癒された」と言ってくれる時や人慣れしてなかった猫がカフェで過ごすうちに人に触られることを喜んでいる姿を見た時、また、保護猫の譲渡が決定した時はとても嬉しいです。

さらに、通い始めた時は表情が乏しかった障害者の方が猫と触れ合っていくうちに笑顔で通ってくれるようになり、仕事にも前向きに取り組んでくれている姿を見た時です。

 

■今後の展望

短期的なビジョンは就労継続支援B型事業所の利用者さん増加です。
そして、子供さんの学習室などを併設していきたいと思っています。

長期的なビジョンは大人から子供まで、障害のあるなしに関係なく、自然と誰でも集え、交流できる街を作る事です。

 

■社会起業大学に入学して良かったこと

自分の中でぼんやりしていた社会課題やソーシャルミッションをはっきりさせることができ、ビジネスにおける行動指針ができたことです。

ソーシャルミッションがはっきりしたことで、交渉や決断がスムーズに行えるようになりました。

 

■社会起業家を目指す方へのメッセージ

社会起業家を目指す方には自身のソーシャルミッションを明確にして、ソーシャルミッションを軸に思い切って行動してもらいたいです。
しっかりした思いをもって行動を起こせば、必ず助けてくれる人やチャンスが巡ってくると思います。

 

 

やまぐち社会起業塾3期生(2024年度受講)
恵本 浩史 さん
合同会社みっしゅまっしゅ
 代表社員

下関市の保護猫カフェ/B型事業所 Nekonowa(ねこのわ)
山口県内初の保護猫カフェと就労継続支援B型事業所を併設した施設です。

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