プロジェクトマネジメントという自分のスキルを軸にして幅広く活動しています。具体的にはコンサルティング会社に勤め、メインの収入源とする傍ら、東北地方の産業支援団体である新興事業創出機構(JEBDA)の立ち上げに関わったり、PMI(米国プロジェクトマネジメント協会)の理事を務めたりしています。
他にも、教科書をデジタル化して普及させるベンチャー企業の経営を手伝ったり、社会起業大学の同期である山﨑誠さんの発達障害者に対する支援事業を手伝ったりしています。
仕事の比重は、コンサルティングが60%、PMI関連が20%、その他が20%というイメージです。
素晴らしいビジョンを持っている人たちに対して、ビジョンの実現のための方法として、プロジェクトマネジメントの考え方を伝えていくことが、とても面白くて魅力を感じます。
ビジョンを描いて自分で社会を変えようと考える人と、誰かのビジョンを手伝おうと考える人の特性は大きく異なります。
自分で社会を変えようとする人はやはり何よりも独特な発想を出せる面白さがあります。
しかし現実では、その発想に対してコンサルティング等の立場から事業性とか収益性を問いかける人が実は実現性を信じていないケースも多いです。
私の場合は、社会起業家の仲間に入って企業に対してプレゼンする立場と、コンサルティング企業側に入って会社員としてプレゼンを受ける立場とを両方経験しているのですが、企業側の立場で社会起業家のアイデアの実現性を信じない姿勢を感じることがあります。
このように実現可能性で判断する人がまだまだ多い状況だからこそ、私が面白いと魅力を感じることに対して、私の強みであるプロジェクトマネジメントの力を使ってまず支援して、実現可能性を高めることに非常にやりがいがあります。
昔からソーシャルビジネスやボランティアに興味はあったものの、私自身にはあまり具体的に解決したい社会課題というものはありませんでした。しかし、社会起業大学の人など周りの人が解決したいと考えている明確な社会課題を、一緒に解決するために取り組んだ際にとても楽しいと感じたことが、活動のきっかけになっています。
実は自分がやりたいと考えたことを始めると、大体失敗しているんですよ。
でも失敗したとしても悪いことをしていなければ、意外と大丈夫だと気づく経験にはなりました。真摯に仕事をしていると「やってもできないことがある」とお客様もご理解頂けることがほとんどです。
今は、人のやりたいことで「自分もそれが面白いやってみたい」と思うものに一緒に取り組むという姿勢が強くなりました。
基本的に人と何かを成し遂げるのが好きだし、素敵な想いを持っている社会起業家の方々が好きだからというのが、お手伝いを続けられている理由の1つです。
それから、人の事業をお手伝いしているのは、誰かのためではなくて実は自分のためにやっているからですね。
それは、大切にしている言葉の1つが「情けは人の為ならず」であることにも表れています。
「多くの事業を一生懸命にお手伝いしてくれますよね」と評価してくださる方がよくいるのですが、わたしにとっては、実は1つの先行投資だと考えているんですよ。
例えば、お手伝いをして築いた信頼があれば、今すぐに良い結果が出ていなくても、将来成功した時に、また一緒に事業ができるような展開に繋がりますからね。
お世話になった人が社会起業大学の講師をやっており、その方からお誘いを受けたご縁から入学しました。当時は自分でやりたいことを明確に持っていたわけじゃなかったんですよね。
普段から仕事でビジネスについての知見やプレゼンスキルは高かったこともあり、ソーシャルビジネスグランプリのファイナリストにはなれましたが、この時「想い」の大切さを実感しました。自分が「想い」を持って取り組める課題が無かったため、スピーチが響かず、共感を得られない感覚を強く味わいました(笑)
情熱を持った人や面白い人がたくさんいることですね。
難しい社会問題に課題感を持っているからこそ悩み、けれども素敵な考えを持っている人達だと思います。そういう人達とチームになることで、社会に対してできることは多いと可能性を感じます。
これからも面白いことを考えている人と一緒にプロジェクトをやりたいですね。
社会を変えるような面白いプロジェクトの案があれば、私に気軽に声をかけて下さい。
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