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社会的企業用語集

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メンタルヘルス

メンタルヘルス(mental health)とは、健康のなかで精神にかかわる健康を保つことである。

現代の生活では、労働などが複雑になったことによりストレス等の要因で精神が疲労し精神疾患等も増えている。そのため主に労働衛生の一環としてこのメンタルヘルスが十分なされるよう求められている。

こうした状況に対応するため、2006年度より商工会議所にて「メンタルヘルス・マネジメント検定」が実施され、第1回の試験ではI種・II種・III種あわせて3,541名が受験した。

俗に、メンタルヘルスの対象となる症状、もしくはその患者の意味で使われることがある。略して「メンヘル」「メンヘラ」とも。

職場におけるメンタルヘルス

2007年現在日本の職場では、心的外傷後ストレス障害といえるような心の傷を負い、心の病になる人が増えている『職場はなぜ壊れるのか』 pp.8 - 9, 178, pp.183 - 185。。産業医の荒井千暁は、著書『職場はなぜ壊れるのか』で、職場の従業員のメンタルヘルスを害する要因として、2007年からみた「この10年」にみられるようになった新しいものとして成果主義・目標による管理の導入を挙げ『職場はなぜ壊れるのか』 p.14。、旧来からあるものとして、女性中心社会、男性中心社会、男女の社会がひずんだ場合について、それぞれ考察している『職場はなぜ壊れるのか』 pp.13 - 33, 93 - 117, 137 - 169, 36 - 49, 64 - 79, 49 - 64。。

バブル景気崩壊の頃から、成果主義が職場の士気を低下させ、疲弊させているケースが増えている。成果主義はその発想からいって、成果主義制度自体の成果も検証し続ける必要があり、組織の業績が上がるか、従業員の士気が高まるなど、組織の向上に向けて機能しているなら高評価に値するが、士気が下がっている、業績も上がっていないということになれば、その成果主義制度自体が低評価に値し、変えていかなければならないと述べる。成果主義は、その導入にあたって、導入者・組織の上層部が公明正大でなければ成功しない(組織の業績を上げる・構成員の士気を上げるといった本来の目的に向かって機能しない)、そうでない場合は、失敗を恐れて挑戦しなくなる、地味だが欠かせない機能を果たしている仕事がおろそかになりトラブルが発生する、上司と部下の間で「よろしく頼める組」『職場はなぜ壊れるのか』 p.82。という派閥ができやすくなる、面従腹背の姿勢を持つ者が増える、知能犯的なあくどさや虚偽の申告が増える、といった弊害があらわれるという。また、絶対評価ではなく各評価ランクに入る人数・比率が決まっている場合には、他人を助けることは個人にとっては単純にライバルを増やすことになってしまうので、たとえば業務引き継ぎの際にノウハウを教えない・パイプを繋げないといった類の意地悪、相手の隙を突く足の引っ張り合いが行われるようになり、結果会社の業務に滞りが生まれ、組織にとって実りのない小競り合いが増える結果を招くという。従業員が疲弊していても業績が上がれば会社の向上といえるのかもしれないが、業績は変わらないのに社員が疲弊していく、社員が疲弊して業績も下がるといったことになれば、それをそのまま維持するのは、成果主義制度自体が本末転倒な状態ではないか、と述べる。また、単純に数値に置き換えることができない業務・目標の場合、その評価判定は困難を極め、誠実で真摯に臨む管理職ほど倒れる傾向が生まれるという。『職場はなぜ壊れるのか』 pp.13 - 33, 93 - 117, 137 - 169。

女性中心社会は、うまくっているときとそうでない場合が二極化する特徴があり、うまくいっている場合は年長者の優しいリードと気配りのきいた人間関係が体現され、うまくいっていない場合は感情的で、ころころと変わる意見、好みが一致する人には優しく接し気に入らない人へはアラを探して盛り上がるという具合に両極端が現れるという。嫉妬によるいじめは若い人が受けることが多い。これを改善するためには、たとえば環境問題に対するように、組織として理念を掲示して「たとえば『感情による嫌がらせ、バッシング・ゼロオフィス』のように。」(『職場はなぜ壊れるのか』 p.47)。体制を整えておくのがよく、個人個人で対処しようとすれば悪化するという。『職場はなぜ壊れるのか』pp.36 - 49。

男性中心社会は、派閥意識・責任感・矜持が強いのが特徴で、硬直化すると「異分子を排斥せよという思想めいたもの」『職場はなぜ壊れるのか』 p.64。が横行することになるという。自己正当化のための論理の構築、お手並み拝見という嘲笑的・冷酷的な対応、信念を貫くためのあるいは責任を取っての自決(自殺)といった態度・行動がみられるようになるという。『職場はなぜ壊れるのか』pp.64 - 79。

男女が交わる社会では、女性のがんばりすぎによる「微笑みうつ病」『職場はなぜ壊れるのか』 p.60。google検索:微笑みうつ病2010年4月11日閲覧.、男性によるセクシャル・ハラスメントが挙げられるという。男性と女性がともに働く職場では、女性に、自分ががんばらなければいけない、弱みは見せられないといった心理が働く場合があり、笑顔で仕事をしているうちに限界を超えていて壊れる、といったケースが見られるという。また、もともと男性中心社会だったところでは男性性欲のセクハラが残っているところはまだ(2007年)存在し、組織の上層部のバランス感覚が欠けている場合は、女性が育たない、セクハラが発生した際 同性(男性)に対する偏った温情が発揮されるといった対応がなされる職場が、まだあるという。男性特有のセクハラではなく、たまった不満が弱者に向かうという報復的防衛機制としてのセクハラもみられるという。『職場はなぜ壊れるのか』pp.49 - 64。

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