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社会起業大学 ソーシャルビジネスグランプリ 2012冬

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グランプリは川初真吾さんに決定しました!

審査結果

グランプリ
大人のひきこもり オルタナティブ・ライフ・プログラム
川初真吾さん
ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

川初さんの弟は15年ほど「社会的ひきこもり」状態にあり、長い社会的ブランクがあります。努力不足でもなく、人間嫌いでもありません。同様の状況にある人が全国に70万人おり、平均年齢の高年齢化、引きこもり状態の長期化・高年齢化が進んでいます。しかし、その「社会的ひきこもり」は、「若者」「青少年」の問題であると認識され、支援の対象は若者を前提としたものとなってしまっているのが実情です。30代以上で職歴がなく対人スキルが高くない当事者にとって、就労や社会参加は大変高いハードルとなってしまっています。しかし、きっかけがあれば社会に出ることができるのではないかと川初さんは考えました。当事者たちは心根が優しく繊細で傷つきやすいが、人の役に立つことを望み、また将来に不安を抱えています。就労経験者も多く、中には何らかの高いスキルや能力を持っている人も多くいます。
川初さんの事業はそんな「大人のひきこもり」とパートナーシップを組んで、新しい生き方や働き方を創造しながら社会に価値をもたらします。主な事業は、地域の協力を得て地域の役に立ちながらそのネットワークを活かした就労や社会参加のきっかけづくり(地域に蔵出し)や、アウトソース可能な業務を発注してもらえるように営業し、彼らにあった在宅ワークの斡旋(蔵人ソーシング)です。一方で、ファイナンシャルプランナーや社会福祉士と連携し、一生就労せずに生きるためのサバイバルプランも立案します。事業を通じて出会ったひきこもりたちとさらにユニークで社会のためになる事業展開を行い、「ひきこもる」という選択や生き方が否定されない社会をつくっていくことが川初さんの夢です。


受賞の言葉

ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

今日は本当にありがとうございます。信じられない気持ちですが、私の事業の根本はひきこもりの方々から学ばせてもらったものです。彼らからのメッセージを受け止めることができたので、こうしたプランを考えました。
社会起業大学で学ぶ間に、学校と家庭の両立で迷惑を掛けた家族や共に学んだ社会起業大学の仲間に感謝したいです。昨年11月に亡くなった父は、弟の引きこもりを気に掛けながら亡くなりました。来週、父の49日を迎えますので、父の墓前にグランプリ受賞を報告したいと思います。

田坂様からの言葉

ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

このような大会でグランプリを選出するということは、そのプランそのものが社会へのメッセージでなければなりません。事業として今後広がっていくためには、細部を詰めなければならないとは思いますが、川初さんの持つ静かな温かさに共感しました。世の中の弱者を見つめる川初さんのような眼差しこそが、時代を大きく変えていくのではないかと考えます。
事業の根本にある社会の視点の転換を実現していただけるよう、ぜひ事業を成功させて頂きたいと思います。


審査員特別賞
オホーツクECOライムプロジェクト オホーツクで雇用と「持続可能な海」を作る
須藤悟さん
ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

近い将来、親の介護のために地元に戻って生活したいと考えていますが、過疎が進んでいるために仕事がないのが現状です。オホーツク海のホタテ貝殻を資源として捉え、地場産業連携と漁業の6次産業化(1次×2次×3次)を通して、地元とご自身の雇用を創出するプランです。ホタテ貝は毎年40万トン以上の水揚げがあり、貝柱をむき身して水産加工食品を製造した後に残された貝殻はそのうち20万トンほとんど再利用されずに産廃物として、積み上げられています。そこで、貝殻の資源化を進めたいと考えています。
この貝殻を再資源化する方法として、地場産業連携で、地元のニーズに合わせた用途開発を行い、地場消費で安定売上を確保します。ホタテの貝殻は、セラミックパウダーにすると、消臭、殺菌、滅菌効果が生まれます。このパウダーから生産したホタテ消臭殺菌製品を地元の方々に販売し、その利益を海洋保全に投資する「Sea for Good」運動を展開します。またホタテの養殖はCO2削減につながりますので、CO2クレジットも進めていきます。こうした「オホーツクECOライムプロジェクト」をオホーツク全体に広げていき、オホーツク海を「持続可能な海」を実現します。


受賞の言葉

ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

皆さん、共感して頂きまして、ありがとうございました。少しずつ、オホーツクに「Sea for good」を広げていきたいと思います。

秦様からの言葉

ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

須藤さんの事業は、事業性・経済性が良く考えられており、優れたビジネスプランでした。サプライチェーンや漁業の振興を考えるなど、独自性も見られました。少し似た競合はあるようですが、須藤さんの事業が推進できるよう応援していきたいと思います。そして、お母さんと一緒に暮らせ、オホーツクを生き返らせて元気にするということにも期待しています。


共感大賞
インド農村で雇用創出し、貧困解決!
板倉沙織さん
ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

幼少期から体操でオリンピック出場を目指した板倉さんは、16歳で体操を辞めてから「自分が何のために生きているわからなくなった」と人生を見失っていましたが、カンボジアを訪れ、そこで必死に生きる人が自分を必要としてくれたことをきっかけに「共に生きたい」と思い、学生時代、発展途上地域での国際援助活動に明け暮れる日々が続きました。しかし活動を続けていく中で、援助が貧困層の自立を妨げているのではないかと考え、板倉さんは日本企業のインド農村発展途上地域への進出を促進するコンサルティングを行い、雇用を創出する事業を始めます。
日本企業の進出初期段階の事業計画策定が進出の鍵を握るものの、これまでは中堅・中小企業は現地との信頼関係が築けない事と、市場環境・現地のニーズ把握が出来ない事で、失敗に終わっている現状を、板倉さんが現地に駐在して現地との信頼関係を構築し、計画成功に貢献します。まず始めは、インドのタミルナンド州で実施し、他国へも広げていきます。


受賞の言葉

ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

今日は本当にありがとうございました。今日は私の友人・同僚、そして名古屋から両親にも来てもらいました。皆さんに応援して頂いていることを励みに、必ず事業を成功させたいと思います。本当にありがとうございました。

海津様からの言葉

ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

板倉さんのようなすごい方には、本当はインドではなく東北の支援をしてもらいたいとも思いますが(笑)、ぜひインドで社会起業大学で学んだことを活かして頂きたいと思います。皆さんには今日から行動して頂きたいと思います。


心と体の健康ビジネス大賞
自分の足で最後まで -80歳になっても人より10倍楽しむ生活-
大学生×社会人で「何のために働くのか」を気楽に真剣に語り合う場【ハタモク】
山本慎一さん/與良昌浩さん
ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

(山本慎一さん)
山本さんはフィットネスクラブに勤めていた頃、高齢者のトレーニング指導を主に行っていました。しかし、高齢者特有の膝の痛みや腰痛などにより、フィットネスクラブに行きたいのに行けないという高齢者を目の当たりにしてきました。
山本さんは高齢者を救うためにフリートレーナーとなり訪問運動指導を実践。個別訪問型運用指導を各人週1回実施。スポーツクラブに行きたくても行けない方を対象に、どこにでも行って指導します。運動指導により、筋力・バランス・柔軟性を鍛え、医療費削減・仕事復帰・趣味に結び付けます。これまでの運動指導により、生活が改善された実績をもとに、山本メソッドで派遣指導員育成・養成を行います。夢は、80代がモテル人だらけの素敵な国へ変えたい!


ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

(與良昌浩さん)
與良さんは35歳まで「働く目的」を深く考える機会を持てず、志半ばに二代目として継ぐ予定の父親の会社を辞めた時、はじめて「何のために働くのか」「どう生きていくか」を真剣に考えました。そんなとき、本気で向き合ってくれた人生の先輩がいてくれたおかげで、「自分なりの働く目的」を持つことができ、充実した人生を送れるようになったといいます。
ご自身の経験から、若いときから「働く目的」を考え始めた方がいいと思い、大学生と社会人で「働く目的」を立場や年齢を超えて語り合う場をつくり、それを大学の授業にしていくという活動です。社会に出る前に働く事の意味を考える事を日本の常識とし、誰もが自分らしく働き、いきいき生きられるような社会にし、日本が世界で再びキラキラ輝くようにします。


受賞の言葉

ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

(山本慎一さん)社会起業大学に入学する為、大分から東京に出てきました。健康をテーマにしている僕ですが、通学中の4ヶ月で3回も風邪を引いてしまうほど、どのように事業を推進するのか考え抜きました。このように評価をして頂いて、本当に嬉しいです。東京に出てきて色々と勉強できて良かったです。

(與良昌浩さん)非常に嬉しく思っています。自分のことを話すということで自己肯定感も向上することから心の健康という切り口で評価して頂いた事に感謝しています。今後は、スポーツも結び付けながら展開していきたいとワクワクしています。ありがとうございます。

吉富様からの言葉

ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

(山本慎一さん)山本さんの元気よさは本当に素晴らしいです。私たち一般社団法人 日本スポーツ&ボディマイスター協会としても今後、特に高齢者について、活動をしていきたいと思っていますので、ぜひ一緒にやっていきたいと思います。

(與良昌浩さん)弊社もインターンシップを実施していますが、就職活動前の学生の姿を社会人が見て学ぶことが大きいという声をよく聞きますので、ぜひ協力させて頂きたいと思います。


en-japan大賞
該当なし
ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

【越智様からの言葉】
上場企業であるエン・ジャパンとしては、「社会性」に加えて、もっともっと「経済性」を見させて頂きたかったと思います。「社会性」・「独自性」・「経済性」を満たして株主説明ができる事業であればいくらでも投資しますし、弊社としてもこの3点の実現に奮闘しています。今後も皆さんにはぜひチャレンジして頂きたいと思います。



en-japan大賞
被災地で新しい生き方、働き方を創る!〜社会起業大学陸前高田校〜
三井俊介さん
ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

大学生活中に行った、学生団体WorldFutと復興支援団体SETの活動に共通することとして、同年代に対して「こんな生き方もある!」「自分らしく社会貢献しよう」というメッセージを発信してきました。そんな中、SETの活動で陸前高田市広田町という町に出会い、この町が抱える巨大な問題、「50年後、この町がなくなってしまうかもしれない。」というものに対して、4月から広田町に移住し、新しい町づくりを行っていくと決意しました。
世代間と都市・農村を結び付ける仕組みとして、社会起業大学陸前高田校の設立を行い、外部の若者がまちづくりに参画し、世代間のコミュニケーション不足を解消できる仕組みを構築します。キーワードは「都会・若者×田舎・ご年配」を繋ぎあわせ恊働し、お互いが学びあい、「新しい生き方、働き方」を創り、これからの社会を創る人材の輩出を目指すと共に50年後なくなってしまうかもしれない町の再生を目指します。


受賞の言葉

ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

まだまだ何もできないのですが、こうやって皆様から評価して頂いたことに感謝しています。本当に色々な方に支えて頂き、ようやく4月から広田町に行くことができそうです。一所懸命がんばりますので、これからも応援を宜しくお願いします。

森様からの言葉

ソーシャルビジネスグランプリ2012冬

単身で東日本大震災の被災地に乗り込み、三井さんにぜひオルタナ賞を贈らせていただきたいと思います。オルタナでは、東北の取材に入れてきましたが、今後三井さんと一緒に頑張っていきたいです。



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