インタビュー

精神障害者が生きがいを持って、自分らしく、当たり前の生活が地域でできるように

中川 弥生子さん

特定非営利活動法人障害者の就労を進める会そら
「キッチン そら」 理事長 中川 弥生子さん (なかがわ やおこ)

「ヘルパーとして障害者の生活視点に携わった際、働きたいと思う障害者が働けない実情に 直面し、障害者雇用促進を進めるためにはどうすれば良いか考えるために社会起業大学に入学。卒業後の2011年6月には障害者の就労モデルとなることを目 指したコミュニティレストラン「キッチンそら」をオープン。
社会課題障害者の就労支援

精神障害者を中心とした障害者の雇用は年々増えていますが、依然として法定規則の雇用率1.8%がクリアされていません。障害のある人が障害のない人と同 様、その能力と適性に応じた雇用の場に就き、地域で自立した生活を送ることができるような、就労支援が必要とされています。
精神障害者の方々が働きたいという思いを少しでも実現できるように

精神障害者の方々にとって、8時間などの長時間労働はハードルが高いが、1日2時間と時間を制限したり、一つの作業だけ行うなど短時間や限られた内容であれば問題なくできる方が多い。 レストランであれば、そうした勤務が可能だ。また、作業所などで一生懸命働いても、工賃としてもらえるのは月にせいぜい5000円程度。それでは働く意欲も生きる意欲も失せてしまう。
労働時間に応じて時給で支払う場を作り、障害者雇用のモデルとなることを目指しています。

事業内容コミュニティレストラン運営
コミレスを障害者の就労場所として運営します。障害者の方々は、「キッチンそら」で働く経験をして、勤務時間を延ばすことや、多くの人とのかかわり方を体験します。対人関係に苦手意識を持つ障害者も接客することで苦手意識がなくなっていく人もいます。
お 客様はランチを食べることで障害者支援になり、社会貢献することができます。現在「キッチンそら」では、レンタルスペース事業も行っております。ミーティ ングやワークショップ会場として様々な方にご利用頂いております。地域住民の方々との交流の場所としても利用していこうと思っています。
ビジネスモデル

キッチンそら精神疾患を抱えながら生活をし、仕事をすることは大変な思いをしている方々です。私はそういう大変な思いをしている方々と共に働き、普通に暮らせる喜びを一 緒に感じていきたいと思っています。精神疾患を抱える人が体調不良になって休養のために「キッチンそら」で働くことができなくなっても、休養した後、また 「そら」で働いてもらいたいのです。体調の波を理解して、休んでも大丈夫なんだと実感してもらい、体調が良くなったらいつでも、復帰してもらえたらと思い ながら、そらの営業を続けています。
代表特定非営利活動法人 障害者の就労を進める会そら 「キッチン そら」 
理事長 中川 弥生子
URL http://kitchen-sora.jp