企業訪問レポート

NPO法人北海道グリーンファンド

われわれがNPO法人北海道グリーンファンドを訪問したのは、夏の北海道らしい透き通った青空の7月24日のことでした。 まずは、研修センターで、代表 鈴木亨さんから市民風車の取組みを、組織概要からお話を伺った。2001年に日本ではじめて市民風車をつくった方です。

市民風車の事業推進体制は、事業開発/運転保守管理/運営を担当する且s民風力発電、ファンド組成/出資募集/運用管理を担当する且ゥ然エネルギー市民ファンドと、事業主体/事業企画/普及啓発を担当するNPO法人北海道グリーンファンドの3社から構成されています。

市民風車をはじめたのは、チェルノブイリの影響で、「わたらい茶」から自主基準値を上回る放射能が検出されたことをきっかけに、生活クラブ生協/北海道での脱原発運動が出発点となり、 反対運動から代替エネルギーの提案、実践へと進化していった。そして、1999年に北海道グリーンファンドを設立にいったとのこと。

電気やエネルギーを選んで買える仕組みを作るために、電気の共同購入に仕組みをつくることによって、エネルギー、地域政策と金融の3つの領域からの社会変革を目指すことにしたそうです。

風車を選んだ理由として、社会的なシンボルとしてわかりやすく、自然エネルギーとしての経済性、エネルギー・システム変革の手段としての発電電力の大きさがポイントとなったとのことでした。
市民風車は、グリーン電気料金システム(寄付スキームによる市民ファンド)、市民風車(出資スキームによる市民ファンド)、グリーン電力証書とみんなでカーボンオフセット(環境価値の地域内取引)を主な事業としています。

グリーン電気料金システムの目的は、「月々コーヒー1杯分の基金で、地球にやさしい未来をつくろう」というコンセプトのもと、自然エネルギー/省エネルギー/持続可能な地域社会を実現することです。具体的には、環境にやさしいエネルギー未来への意思表示ができ、だれでもが気軽に環境のためになることを継続的に続けられる仕組み(電気代5%の寄付)/電気代5%の寄付は省エネすることで生み出し、エネルギーの使用量を減らすこと(電気使用料の5%削減)/電気代の5%の寄付をファンドに、自然エネルギー普及のため市民共同発電所を市民でつくることを目的としています。
 成果として、公共料金(電気代)の決済の仕組みに市民の意思とグリーン価値を埋め込むことができたこと/寄付調達の仕組みとして継続性が担保できたこと/電力消費の削減、省エネの動機付けに貢献したなどがあげられたが、その一報、課題として、制度の鮮度劣化/よりパブリックな基金運営/行政・企業等への恊働による広がりなどがあげられた。

市民風車は、市民の出資などによる参加で、取り組まれ風力発電事業で、市民自らの参加を通して環境エネルギー問題への意識啓発が図られるとともに、自然エネルギーへの社会の関心が広がり、導入促進に貢献することと、地域に存在する未利用な自然エネルギーを地域住民の手で地域のために活かす事業であり、持続可能な社会形成に貢献することを目的としています。
現在、全国で12基が稼働して、年間1万2千世帯分の発電(2万5千ントンのCO2の削減効果)している。
成果として、事業モデルの構築/一般市民4千人から23億円の出資参/地域自立に向けた試みが発芽などがあげられ、課題としてO&M体制の強化/野鳥の衝突リスクの低減化などがあげられた。
ゆっくり、優雅に回っています。目で風を感じる何とも言えない心地よい感じがします。
実際に、かぜるちゃんのねもとに到着。バスを降りると、グワーン、グワーンと風車が回るときの低周波音が少し、耳にはちょっと不快に感じました。
風車の根本に立つと、やはりかなり大きな建造物です。実際に、風車の柱の中を見学させて貰いましたが、結構、柱が高いため、上まで見ることができませんでした。

採算ラインは風速6m。?風速3.5mで回りだし、25mになると止まるそうです。?(対台風という点では風速60〜70mまでは耐えられる)??風車は高さ約80m。本体はドイツ、デンマークやスペイン製等の外国製ばかり(日本製はまだないのかなぁ)。?組み立てのための巨大クレーンは日本には数台しかなく、レンタル代は1日100万円もするとのこと。

柱の周りに出資者の名前が書いてあり、出資者が自分の所有物としての認識を高めるいい方法だと思いました。中には、子どもや孫の名前で登録している人もいるそうです。
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