日本の子供に社会的自由を | 【公式】社会起業家を育成するソーシャルビジネススクール 社会起業大学

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【公式】社会起業家を育成するソーシャルビジネススクール 社会起業大学

日本初の社会起業に特化したビジネススクール社会起業大学。約600人輩出してきた卒業生は今、どんな活躍をしているのか。

第6弾はカナダに日本の適応障がい児を迎え、本来の自分らしさを回復させ強みを発見し自分の道を拓いてゆくのを伴走支援する細越美和さんだ。

この社会起業家のベースは息苦しく辛かった日本を10代後半で脱出し、単身カナダに渡り自らの人生を切り拓くことに成功した自らの体験にある。


 

細越さんの経歴

成績オール5の栄光時代(中学時代)→高校での自信喪失→カナダの大学留学→学費稼ぎの為に一旦帰国しOL稼業→カナダの大学に戻り留学会社の起業→社会起業大学→日本法人立ち上げ(起業)という波乱万丈のプロセスだ。
 
細越さんの社会起業家のベースは息苦しく辛かった日本を10代後半で脱出し、単身カナダに渡り自らの人生を切り拓くことに成功した「体験」にある。

 

社会起業大学の授業

社会起業大学に在籍していた時、彼女のショートケースが取り上げられた。それは彼女が日本の適応障がい児(引きこもり、不登校等)をカナダに招き、全員に成功してもらいたいという多分野に渡り勉強出来るカナダの教育システムと、大自然の中で問題解決能力やリーダーシップ、協調性を学ぶ体験学習、心理専門家による心の悩みを解決するカウンセリングを取り入れた自己回復のプロセスを支援する事業をしているという内容であった。
 
その自己復活のイメージが僕の中でクリアに湧いたので強く印象に残った。日本で型に押し込められ、同調圧をかけられ、意味なき比較・競争に疲弊し切った子どもたちが、誰も自分のことを知らない自由な環境の下で徐々に自己回復してゆく姿が。大らかな現地の人々のサポートのもと、雄大な自然と一体になり血液が全部入れ替わる感覚。ぜひ一度直接話をしてみたいと思っていた。
 

カナダ人インストラクターによる自然体験学習の様子

中学時代までは優等生だった細越さん。だが名門高校に入ると教師陣とうまくゆかず、不眠症に陥り勉学も部活もうまくゆかず完全に自信喪失してしまった。しかし母親の勧めでカナダのカレッジに入り、そこで素晴らしい恩師との邂逅があり徐々に本来の自分を取り戻す。
 
そこからの彼女は暗黒の高校時代が嘘だったかのごとく社会心理学の勉強にのめり込む。指導教官の下で現在のビジネスモデルの原型となる「サンシャイン・プロジェクト」の計画を書き上げる。そしてその教官の後押しもあり、カナダでそのビジネスを立ち上げることになった。
 
人の人生というものは分からないものだ。一見マイナスと目される出来事から、行動を起こすことによって人生局面が打開されプラスに転化するという好例だ。
 
もし細越さんが日本で大学受験を順調に通過していたら、全く違った人生になっていたことだろう。生き生きと自分のミッションを果たすべく奔走している彼女を見ていると、幸福そのものだ。「人は自分の才能を生かして誰かの役に立った時、最も深い喜びを感じる」という社会起業大学の思想にも通底する。
 

人を信頼すること、信頼されることを体感するアクティビティ「トラスト」の様子

起業までの道のり

カナダで行なった事業を日本でも始動すべく文化や風習、社会システムも異なる日本で起業準備する為に社会起業大学の門を叩いた。社会起業大学では、通常のカリキュラムでなく個別指導プログラムを選択した。
 
講師相手にひたすら壁打ちしつつプランを書き上げるという実践型のカリキュラムだった。甲斐あってそこで書き上げたプランは行政の認可取得の際にも金融機関からの融資獲得にも万能効力を発揮した。そして2017年、日本版サンシャイン・プロジェクトは無事始動する。
 

社会課題とビジネス

可能性ある子どもや若者が、ちょっとした躓きによって対人関係の支障から孤立化を余儀なくされる。細越さんはそんな彼らと向き合い、長所を見つけ、引き出し、自分らしく社会やコミュニティに貢献し、自活して行ける道を拓くという日本が抱える大きな社会課題を留学という形を通じてその解決に注力している。
 
自らの体験をベースとした社会課題解決ビジネスは強い。強固な動機がベースとなっている自己ミッションなので、持続性が違うのだ。
 

カナダの高校のアートクラス、天井は生徒の作品

社会起業を考える皆さんへのメッセージ

起業はもちろん大変だが、起業して良かったと細越さんは笑う。「ビジョンの実現に向かって自分の人生を生きている実感は何物にも代えられないから」と。
 
大事にしている価値観はCollaboration(コラボレーション)。お互いが尊敬尊重しつつ協力する。コロナで分断された社会を再構築せねばならなくなったので、この言葉は必須だ。
 
彼女の夢は「日本の教育改革」。今後適応障がいの子どもたちがさらに増えることが想定される。カナダで一定の実績を残せた活動を日本でもしっかり実践することで夢を実現したい。
 
両国間では価値観や社会システムも異なり、チャレンジになることは間違いない。しかし立ち上げた日本法人を起点に彼女は走り続けるであろう。
 
いつの日か全ての子どもたちが自分らしく自立して生きていける日本を実現できた時、日本は真の意味での復活を果たすことになるだろう。再び大学に戻りサンシャイン・プロジェクトの総括集大成することも、もう一つの夢である。細越さんの夢は果てしない。
 
 

細越 美和さん
社会起業大学 第16・17期修了

Westcoast International Education Consulting in Canada Ltd. 代表取締役

サンシャインプロジェクト

 

林 浩喜
社会起業大学 学長

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卒業生の紹介

自分らしさ、社会課題、ビジネスを重ね合わせ、それぞれのフィールドで社会起業家として活躍する卒業生をご紹介しています。