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【 ROCKY通信 】第21回 ROCK AGAINST RACISM(略称RAR)

【 ROCKY通信 】第21回 ROCK AGAINST RACISM(略称RAR)

2020-07-22

〇〇 様

 

 

いつもメールマガジンのご購読、ありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。通称 Rocky(ロッキー)です!

 

このROCKY通信では、僕が “BAGEL&BAGEL” というベーグル専門店を起業した経験や、今こうして社会起業家の育成・支援に携わる経験など、僕自身の人生での学びや考えをシェアさせていただいています。

〇〇様の起業のお役に立てられましたら幸いです。

 

 

第21回 ROCK AGAINST RACISM(略称RAR)

 

 

 

「これも一種のソーシャルビジネスであり、この人もソーシャル・アントレプレナーだ!」とシャウトしてしまったドキュメンタリー映画を観た。タイトルの通り、内容は「ロックで人種差別に反対する」ものだが、

 

今から42年前の1978年4月30日、英国病と呼ばれ未曾有の経済不況下に煩悶するロンドンのビクトリアパークに10万人もの若者が英国中から集結した。10万人!全員が人種差別反対という理由で駆けつけた訳ではなかろうが、この事実は単純に凄いことだし、実際マジョリティの白人と移民の黒人やアジア人が演奏に合わせて共に拳を突き上げ、共にシャウトした。

RARに賛同しステージに上がったバンドは白人系が当時破竹のパンクバンド“THE CLASH” を筆頭に”999”や”SIAM69“、黒人系がレゲエを中心とした”STEEL PULSE“に”THE SELECTOR”といった面々。黒人系と白人系が同じステージをシェアするのは初の試みだったそうだ。ステージは屋外なのにその熱気たるや観ているこっちが窒息しそうだ。3密どころの話じゃない、よく集団ドミノ倒しが起きなかったな。

 

 

 

さてなぜこのイベントかソーシャルビジネスなのか?

まず経済問題、政治問題が深刻化し暴動が頻発するなか社会課題として人種差別が根深く進行していた。そして過激な極右団体によって激しい移民排斥運動や暴行が行われていた。

当時の自由の象徴たる稀代のロックスターのデビット・ボウイやエリック・クラプトンまでもが差別側にまわる発言をしていた。自らバイであることを公表したボウイや、黒人ブルースを敬愛するクラプトンからは想像も出来ない話だが。

 

さて、その社会課題の解決に真っ向から立ち向かったPUNKを愛する芸術家レッド・ソンダーズという青年がいた。彼はROCK×ANTI–RACISM という新しいカタチのアイデアでこの課題に取り組んだ。

その結果、上記イベントに10万人が集合し連帯した。設立された支部は国内で200以上に及び、年間に行われたライブは300本以上、フェスは5本以上。そして出版を中心とするメディア活動も。これに関わった人々はおそらく何百万という数だったであろう。

これを“ソーシャル・インパクト”と呼ばずに何と呼ぼう。彼を社会起業家と呼ばずにおれようか。また社会運動の側面もあるが、これは立派なビジネスとして成立していたのは間違いない。そしてそれは、

 

「自分らしさ(PUNK大好き)× 社会課題(人種差別)× ビジネス(イベントビジネス)」

 

という社起大の根幹モデルである  SEC METHOD   に通じるものだ。

 

 

◆ メールマガジン バックナンバー ◆

https://socialvalue.jp/newsrelease/category7.html

 

 

 

◆ 編集後記 ◆

国家間におけるそして1国内における分断が叫ばれている今日ですが、この映画は半世紀前とは思えない示唆に富んだドキュメンタリーでした。「差別(分断)」でなく平等(連帯)を!」「英国民は1つだ!」と叫んだ社会起業家(社会運動家)とそこから生じたホンモノのうねり。思想に基づいた1人の行動から社会変革を起こすキッカケとなるのですね。

でもそれを音楽で解決手段に使ったというのが斬新なイノベーションです。しかもそれがPUNKだったというのが僕は嬉しい。敬愛する“THE CLASH”がこのRARに深く関わっていたことも。

 

さあ、今日も拳を上げて前進だ!

 

 

 

 

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