【 ROCKY通信 】第145回 2023年 どうなる?ポストコロナの日本観光業界 | 【公式】社会起業家を育成するソーシャルビジネススクール 社会起業大学

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【 ROCKY通信 】第145回 2023年 どうなる?ポストコロナの日本観光業界

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いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、僕が社会起業家の育成・支援に携わっている中での経験や僕自身の人生での学びや考えをシェアさせていただいています。
皆様の起業のお役に立てられましたら幸いです。
 
 

【 ROCKY通信 】第145回
2023年 どうなる?ポストコロナの日本観光業界

 

ポストコロナの日本ツーリズムはどうなるのだろうか?最近、東京から地方への出張時にホテルが取れなくて本当に困っている。そして新幹線も満席のことが多い。東京駅発の新幹線ホームの長蛇の待ち列は、2年前には無人に近い状況だったのが嘘のようだ。観察していると5割くらいがビジネス客、そして3割くらいが旅行関係客のようだ。

インバウンドはまだあまり見られないが、増えつつある。殊に京都での乗降が多い。またコロナがぶり返してはいるが、収束する日はそう遠くはないと思われる。それに先立ち内需外需を問わず日本の観光は加速することが予測される。

 

昨今の国による「全国旅行支援」企画の効果は、まさにその序の口だ。ビジネスホテルですらいっぱいで予約が取れない。ただ有難いことに、国から宿泊者への補助がある。実費はコロナ前と対して変わりはないのだが、ホテルの価格設定(高め)に対して我々への補助が出るという、実質旅行業界への支援策と思われる。またチェックイン時に数千円の金券がもらえる。宿泊用途に関係なく指定された飲食・土産店で使えるので、初めは何だかくじに当たったようで嬉しかった。

しかし何度かそれを経験すると大赤字を抱えている国に対し、何だか申し訳ないような気になっている。そのような内需刺激策に加え、インバウンドへの規制緩和も段階的に実施されているそうだ。

そうした中で欧米や中国からの、そして東南アジアからの旅行客が大挙して来日するだろう。そうでなくとも日本は先進国の中では物価安なのに加え、この円安。海外のツーリストにはまたと無い訪日チャンスだからだ。日本はアジアではまだまだブランドな国で、食や文化・歴史も好まれているのに、なぜか安上がりな旅環境。このGAPはたまらないお値打ちだ。

このGAPを逆手にとって、日本ファンを増やす絶好の機会としたい。いわば「お試しJAPAN」だ。これはいずれ日本が移住、移民のハードルを下げることになる時の、大きな布石にもなる。

 

 

 

そんな中でツーリズム業界のマーケティング戦略はどうするのか?ビジネス面で算盤を弾くなら、売上=客数×客単価×訪問頻度の式をどう解釈するかだ。それぞれの構成要素を考えてみよう。

 

客数

ここが肝だと思う。ここには日本人、外国人に関わらず、新規客層とリピーター客層が混在する。ここは新規客を中心にファースト・トライアルに、それも所得層に関係なく間口を広げる戦略をとるべきだ。

国外のリピーターには、東京、京都、大阪、広島、福岡といったメジャーなジャパンツーリズムでなくさらに第2、第3の深掘り提案をしてゆく必要がある。そうしなければ余程のフリークでない限り、インバウンドに関してはせっかくのご縁は終わる。日本人だって、フランスが大好きな人といえどもパリに何度か行けば、マルセイユ、リヨン、ボルドーといった街に行きたくなるし、さらに小さな名も知れぬ村にも行きたくなる。そこに独自の文化があれば。

文化は過去からの遺産と思われており、現時点で観光資源に乏しい街は「うちの街には何も無いからね」と諦めがちだ。しかし無ければ創ればいいのだ。どんな人間にも個性があるように、どんな地域にだって地域性がある。それをどのようなストーリーを描いてアウトプットし継続するかだ。考えようによっては、何も無いと思われている街の方が逆に何でもアリで、ゼロイチ起業と同じく、企業再生よりも自由度が高くやりやすい側面もある。

 

客単価

ファンづくりの為の底辺を広げるためにby tripで10万以下の安価なプランを実施し、一般層の内外需を刺激したい。一方インバウンドの富裕層向けには100万超の高価なプランまで用意したい。日本という国には幅があることを示したい。懐具合で色々な楽しみ方があることを、主催企業ごと、地域ごとでその選択肢を示したい。

 

来店頻度

これを上げるには、最後は受け入れサイドの人だろうと思う。地域に関係なく、地元民のホスピタリティ、ウェルカムな姿勢無くしてはあり得ない。内外需を問わず最初は史跡名勝、自然景観、食文化といったものがフックになる。最終的には街の魅力は人がつくる。現地人と友達になれるレベルまで行ければそうなるのでは無いか。これは日本人観光客であっても同じだと思う。

 

 

 

またツーリズムを単なるビジネスと捉えるのでなく、一石二鳥で社会課題解決につなげると同時に、個々人が日々の生活の中で新たな友が見つかる一期一会の機会とも捉えたい。インバウンドの場合は、コトバが、、、となるが、その気になればどうにかなる。中学1年の基礎英語で乗り切るのだ!その邂逅で知己を得ることができれば、どれだけ人生が豊かになることか。

 

私ごとで申し訳ないが、最近嬉しいことがあった。コロナ前に偶然出会ったアメリカ人と近々再会することになったからだ。僕よりもふた回り以上若い彼は、コロナ前の2019年の真夏にたまたまウチの自宅の前を歩いていた。目線が合ったので互いに挨拶し、立ち話になった。彼はシリコンバレーから来ているウェブデザイナーだったが、休暇を取って兼ねてから興味のあった日本に来たという。グーグルマップをフル活用し、都内を歩き回るという面白いやつだった。

その日は練馬の美術館から渋谷の美術館まで徒歩で向かう途中だった。仲良くなり、食事に行ったりボクシングジムに行ったりした。話しているうちに僕は彼のお爺さんがシェフをしていたプリンストン(ニュージャージー州)のレストランに何度も通っていたことが判った。もう亡くなられたそうだが、時期的には僕が通った時期と合致する。本当に不思議な縁だ。

そうこうするうちにますます東京にハマった彼は、何と滞在中にサンフランシスコから彼女をわざわざ呼び寄せた。そして3人でラーメン屋やら焼鳥やら寿司屋を共に行脚した。先週久しぶりにメールが来て、水際制約が緩和され日本に行けることになったから、真っ先に行きたいと。ついては「また飯をともにしよう!」と。仕事に忙殺されて彼のことは忘れかけていたが、とても嬉しかった。ほんのり心が温かくなった。


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