【 ROCKY通信 】第127回 7月29日 周公大プログラム、無事終了! | 【公式】社会起業家を育成するソーシャルビジネススクール 社会起業大学

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【 ROCKY通信 】第127回 7月29日 周公大プログラム、無事終了!

メールマガジンご購読者の皆様
 

いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、僕が社会起業家の育成・支援に携わっている中での経験や僕自身の人生での学びや考えをシェアさせていただいています。
皆様の起業のお役に立てられましたら幸いです。
 
 

【 ROCKY通信 】第126回
7月29日 周公大プログラム、無事終了!

クラス最終回の集合写真

 

4月から山口県の周南公立大学に通い、アントレプレナー実践という授業を行った。前職時代、大学から講演にはよく呼んで頂いたが、単位認定のフルセメスターの授業を受け持つのは初めてだった。4ヶ月で15コマというかなりタイトなスケジュール。

起業といっても社会起業家育成のカリキュラム。ゴールはクラスでの体験を通じて学生達に自らのソーシャルミッション(自分が果たすべき社会的使命)を見つけてもらうというもの。実践という言葉が入っていることもあり、経営学の基礎を学ぶだけでなくフィールドワークあり、営業実践ありで学生にとっても僕自身にも負荷の大きなものであった。

忙しさのピークを迎えたのは7月1、2日の営業実践。キッチンカーやカフェ店頭での飲食物販売だ。メニューは地元企業の本格アイスコーヒー、地元食材を使ってのサンドイッチや焼き菓子。同時に障がい者施設のアート作品も陳列販売した。学生達の本番の爆発力、そして地域企業や行政の協力もあり何とかやり終えることができた。メディアの方々の応援も大きかった。

あらためて今回のクラスの成立に力を貸してくれた皆様に深く謝意を表したい。そして愛する我がクラスの学生達、よく頑張ってくれました。ありがとう!

 

フィールドワーク(障がい者リハビリ施設訪問時)

 

最初に行ったフィールドワークは、福祉系3施設へクラスを3チームに分けて訪問したもの。初回クラスで学んだ社会課題に関する知識を現場訪問することでより深化させた。今回多くの候補の中から障がい者アート、子ども食堂、障がい者リハビリを運営する施設を選ばせて頂いた。視察から帰って来たクラスの学生達は、目が変わっていた。知らない世界を知った衝撃、授業で学んだ内容の立体化。他人事だったことが「自分ごと化」されたからだ。

 

授業風景

 

その後、経営学の基礎を継続的に学びつつ並行して営業実践の準備にも取り組んだ。前者だけでも初めて学ぶ内容で大変なのに、後者も多忙な大学生活を送っている彼らには大変だったと思う。準備段階で諸々の想定外トラブルも発生し、僕もその対処にも追われた。ただこの手間のかかる準備業務を地元企業の皆様に助けていただけたのは本当に有難かった。

 

3拠点での営業実践

 

そしていよいよ営業実践の本番を迎える。おおよそ7割方の完成度で臨んだ当日、3チームが猛暑の中を3拠点に分かれてそれぞれ営業に挑んだ。今回、「何とか営業利益を出して、それをフィールドワークで訪問した3施設に寄進させていただこう」という学生達との事前の目標設定もあり、彼らは緊張感と不安が交錯していた。

A班は市役所駐車場でキッチンカー営業。B班は道の駅でキッチンカー営業、C班は地元カフェでの店頭営業。また当該施設のアシストも受けつつ、障がい者アートの販売にも同時トライした。そしてそれぞれの班が異なる苦労を経験した。

 

まずはAチーム。市役所職員から事前オーダーをしっかり取っていたのは素晴らしかったが、集客時間帯がランチタイム1時間に完全集中したため、想定以上にキツいオペレーションであった。

Bチームは15時の時点でサンドは売り切れてしまい、一瞬空気が間延び感の状態に。

Cチームは母屋カフェ自体の客足が伸びなかったこともあり、営業苦戦した。しかし最終結果は3店合算で売上はほぼ予算通り、営業利益は予算を大きく上回ることができた。

(詳細は第122回のロキ通をお読みください)

 

イベント終了後は多くの学生が多分バーンアウト状態だったと思う。そうでなくとも授業に、部活に、バイトに大忙しの彼らが1クラスのためにこれだけの労力をかけてやり切ったのだから。

そして最終回の授業では、堂々とソーシャルミッションを発表してくれた。メディアの方々にも、「こんなに目がキラキラしている大学生は久々に見た」と言ってもらえた。3施設の方々へも、自らの手で寄附を行うことができた。周公大の学生は、本番に強い。そしてチームワークが得意だ。素晴らしい潜在能力を秘めている。きっと社会に出てからも、大いに活躍してくれると思う。

 

クラス全般を通じて、そしてフィールドワークを通じて彼らと多くの交流を持つことができた。親子ほどの歳の差があるのだが(実際彼らのお父さんは僕より年下だった)、あまりそれは感じなかった。そして個性豊かな一人一人が、可愛いくて仕方なかった。どうにかしてこの子達を伸ばしたいと本気で思った。このような機会を頂けたことに大学には感謝している。

 

寄附贈呈の様子

 

以下生徒達との最後のやりとりを。

 

「先生!このクラス10単位はもらわないと割に合いません!」 

そうじゃろそうじゃろ、2単位ですまんかった

 

「起業って大変なんですね、でも楽しかった」

それいの、じゃけえ一度やったらやめられん 挑戦するのは、実は一番楽しいことなんよ

 

「施設の人たちのために役に立ちたいと思ったから、最後まで営業頑張れました」

その優しい気持ち、いつまでも忘れんでね

 

「卒業して就職しても、社会課題の解決に向き合って行きます」

ええこと言うのお その意気じゃ!


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