キャップルという、ペットボトルのキャップをリサイクルする活動 山崎周一さん
山崎周一さん

今の活動とその魅力

キャップルという、ペットボトルのキャップをリサイクルする活動をしています。1つの目標としては、ペットボトルキャップをアップサイクルして今までにないような製品を作ることを掲げています。プラスチックのリサイクル業者の方や大学生など、色々なコミュニティの人たちと一緒になってペットボトルキャップのリサイクルに取り組んでいます。
本格的に活動を開始したのは2018年12月からです。武蔵野大学の方々と一緒に始めたのですが、その大学生達がペットボトルキャップを利用して、アクセサリーを作れることを発見したのですね。それで一回世の中に出してみようと決めて、大学の文化祭に出してみたのです。すると来てくださった方に意外と好評で、さらにアースデイ東京の主催者の方がたまたま見てくださり、アースデイ東京に「出てください」という出展オファーをいただいたのです。それを受けて、今年の4月のアースデイ東京に向けてみんなで協力して準備をして出展したというのが直近の活動です。
活動の一番の魅力は、ペットボトルキャップを分別すると40種類くらいに色分けできて、その色鮮やかさから何か作りたいという創作意欲がわいてくることですね。その多様性によって、透明なペットボトルのリサイクルと比べると、今までにない芸術的なものができるのではないかという直感がはたらくことが、面白さに繋がっています。


活動を始めたきっかけ

私は商社に約20年間勤め、プラスチックをずっと売り続けてきました。その過程でプラスチックが環境汚染につながるものだとは知っており、何か改善できないかという気持ちはあったものの何もできない時期が続いていたのです。ですから最初は環境に少しでも良い活動をしたいという思いだけでした。
今からちょうど1年前くらいに、環境展というイベントに参加しました。そこで淀商というプラスチックリサイクル業者が、ペットボトルのキャップを色分けする自動選別装置を展示していたのです。それを見て、「これは面白い」と感じたのが活動を始めるきっかけになりました。最初からペットボトルキャップに注目していたわけではないのですよ。プラスチックのリサイクル自体も色々な種類や用途がありますし、何でもかんでもリサイクルできるわけではないので、何をリサイクルするのか、あるいはどんな用途でリサイクルするのかを特定しないと、なかなか実現できない事情があります。なので、例えばペットボトルそのもののリサイクルをしようとする人や家電のリサイクルに取り組む人もいるのですね。その中で、私にとって面白さを感じてピンと来たものが、たまたまペットボトルキャップだったということです。
実際に活動を始めるにあたっては、その意義を考えました。日本では約250億本のペットボトルが年間に生産されていて、同数のペットボトルキャップが作られているわけなのですが、ペットボトルキャップに関しては全くリサイクルされていないという現実があったのです。それは重量に置き換えると約5万トンにもなるので、それだけのプラスチック樹脂がリサイクルできたら商業的にも社会的にも面白く、意義も大きいと感じました。


活動を続けられている理由

1つは私自身がリサイクルに大きな可能性があると感じていること、もう1つはこの活動に対して大学生達がついてきてくれている感覚、と言うと少しおこがましいかもしれませんが、様々な人が面白さを感じて集まってきてくださることがモチベーションになって、続けられていると思います。


悩み

活動を大きく広げていくためにどんなコミュニティで広げていくかが見えてないのが悩みです。
会社に認知してほしいと思っていますが、認知してもらうにはどうするかが見えていないです。やはり会社の利益に直結しない活動なので、どう話していいのかが見えてこないですね。ただ、そもそも会社に認知されて本当に良いのかとも悩んでいます。本当は仕事、プライベート、趣味、家族などいろんなコミュニティが横断的に繋がってたり、融合した形で広がっていくのが理想ではないかと思っています。


ひとこと・PR

今までは扱うものがアクセサリーだけでしたが、色んな用途に展開していきたいと考えています。きっと皆さんが見たことがないようなプラスチックの表現の仕方ができると思っているので、是非楽しみにしてください。ペットボトルキャップの面白さを活かして、プラスチックのリサイクルにおける全く新しい形を作り上げますよ。


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2010年の開校以来、卒業生はすでに400名を超え、60を超える社会起業家を輩出しています。


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