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起業家・社会起業家コラム

ニュートラルゾーン に入り, 心に霧がかかったら, ジタバタしない【卒業生ブログ】

今まで正しい、好きだ、と思っていた事柄が急にどうでもよくなったら、何に自分が価値を感じるのかわからなくなったら、何だか霧がかかったら、自分の中の何かが終わり ニュートラルゾーン に入った可能性がある。
その心の空白期間を楽しむコツを紹介します。

まずは ニュートラルゾーン にいることを自覚する

30歳になってから2年間 、「自分らしさ」を探してジタバタしていました。
その後 、自分が今 ニュートラルゾーン にいることを自覚して 、その期間を楽しみ始めてから約1年経ちます。

この期間を楽しむためのコツとして 、この期間にいる場合には 、あれこれ手を出さずに一つ一つ着実にこなし 、その過程で自分がどう感じたかを味わうことを提案します。

「終わり」の前夜

ジタバタしました。

20代の頃は 、まず 、目の前の仕事に慣れよう!として
25歳の新卒で入社した会社での仕事に向き合いました。

3年目 、担当の仕事にある程度慣れ 、
より職務範囲の広い場所で経験を積んでみようということで
企業を変えます。

さらに 、資格を取れば 、一人前になるかも?
とうことで 、国家資格を取りました。

そして 、それがある程度落ち着いたら 、
経営 、マネジメントを勉強すれば何か成長するかも?
ということで 、経営修士を取ってみました。 このときに30歳。


ここまではそこまで気にならなかった。 目の前のことをただ挑戦する感じ。
ただ 、この次あたりから霧がかかってきます。

正しい 、好きだと思っていたことがどうでもよくなる瞬間

んーー 、俺何がやりたいんだっけ?

今まで正しい 、好きだ 、と思っていた事柄が急にどうでもよくなるだけでなく 、
何に価値を感じるのかが分からなくなる 、そんな感覚です。

この時 、次の2つのことが 、次を考えるにあたって脳裏をかすめていました。

1つは 、リーダーシップ論で 、経営修士コースの最後の授業として教授が教えてくれたこの有名な話。
今にして思うと 、経営修士コースの最後の最後の授業で 、この話を持ち出すというのはかなり粋ですね。

"メキシコの田舎町。 海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。 それを見たアメリカ人旅行者は 、
「すばらしい魚だね。 どれくらいの時間 、漁をしていたの」 と尋ねた。

すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。 旅行者が
「もっと漁をしていたら 、もっと魚が獲れたんだろうね。 おしいなあ」
と言うと 、 漁師は 、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。

「それじゃあ 、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと 、漁師は 、
「日が高くなるまでゆっくり寝て 、それから漁に出る。 戻ってきたら子どもと遊んで 、
女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって 、ギターを弾いて 、
歌をうたって...ああ 、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として 、
きみにアドバイスしよう。 いいかい 、きみは毎日 、もっと長い時間 、
漁をするべきだ。 それであまった魚は売る。
お金が貯まったら大きな漁船を買う。 そうすると漁獲高は上がり 、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻 、3隻と増やしていくんだ。 やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて 、そこに魚を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し 、
ロサンゼルス 、ニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「20年 、いやおそらく25年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い 、
「今度は株を売却して 、きみは億万長者になるのさ」

「それで?」
「そうしたら引退して 、海岸近くの小さな村に住んで 、
日が高くなるまでゆっくり寝て 、 日中は釣りをしたり 、
子どもと遊んだり 、奥さんとシエスタして過ごして 、
夜になったら友達と一杯やって 、ギターを弾いて 、
歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。 すばらしいだろう」"



もう一つは 、入社したての25歳の頃に読んだ稲盛和夫さんの「生き方―人間として一番大切なこと」でのこの言葉。

「魂を磨く」

これが本懐か?


・・・

自分は何をしたいのだろう?

ジタバタした2年間

ここからの2年間は 、ひたすら色々なところに顔を出してみました。

さらに業務の守備範囲を広めてみたり 、
それに合わせて資格も勉強してみたり 、
NPOや中小企業向けの経営コンサルをしてみたり 、
NPOの活動を手伝ってみたり 、
起業のセミナーに出てみたり 、
長時間労働の廃止に伴い出てきた 、複業のセミナーに出てみたり 、


このように自分から見て外ばかりを観察し続けましたが 、
「自分」は見つかりませんでした。

自分が ニュートラルゾーン にいることの自覚

今だから 、なるほど 、と思っているのですが 、
いわゆる「トランジションプロセス」の ニュートラルゾーン に自分はいるのです。

この期間に入ったのが約3年前として 、
まだその中に自分はいるような気はしますが 、
3年目にしてやっていてよかったと思えることを提案したいと思います。

この期間にいる際にすべきこと 、するべきでないことについて 、
トランジション」の著者であるウィリアム・ブリッジズ氏がいくつか提案していて 、

[トランジション ――人生の転機を活かすために (フェニックスシリーズ)]

エリク・H・エリクソン氏 、金井壽宏氏により相当研究がされているので 、ここでは私の経験を示します。

提案@: ニュートラルゾーン にいることの自覚をもつべき

一つ目は 、自分が 、「自分の」特定の成長段階、心の空白期間、にいることを自覚する 、というものです。

他人が成功したとか 、起業したとか 、著名になったとか 、そんなことは一切関係ありません。
自分の人間としての成長プロセスの一つとして 、今 、心の空白期間に居て 、
自分の人生において非常に貴重な経験を今味わっている 、と自覚するのです。

このメンタルモデルを構築できれば、心の空白にいる期間であっても、自覚をもってその状態に臨んでいるそのことに自尊心を持ち、その期間を味わうことができます。


これを自覚していない場合、この狭間では自分の価値観の変容を伴うため、
自分がしていることに自信が持てず、私のように焦りばかりが募っていきます。

提案A: 外を観察することと 、内を観察することと 、のバランスをとるべき

二つ目は、動くことと(=外を観察すること)、何もしない(=内を観察する)こと、とのバランスをとるということです。

私は前の自分が終わってからの2年間、外ばかり見て、すなわち動くことばかりをして、
その動いた結果を省みることをしていませんでした。

食べるんだけど 、味わおうとしていないから 、
何食べたのか分からずに飲みこんでいたのです。

「自分は何をしたいんだろう?」とのたまいながら 、味あわないものだから 、
いつまで経っても味わいたいものが分かりません。

つまり 、自分の価値観がどのように変わっているのかが分からないのです。


では 、動くことと 、何もしないこと 、との「バランス」をとる 、ということは具体的にはどういうものか?

私は 、一つ一つ着実にこなし 、その過程で自分がどう感じたかを味わう/u>/b>u> 、/u>ことを提案します。

どんなに小さなことでもいい。
もし 、大きなことだったら 、無理やりこま切れにして 、小さいこととしてもいい。
何かイベントを開催する際に勧誘メールを送る 、イベント開催時のアンケート用紙を作る 、見積りをとる 、など 、やり切れて 、省みることができる対象であれば良いと思います。

大切なことは 、小さいことを最後まで着実にこなすこと。
そして 、その過程で自分がどう感じたかを考える心の時間を無理やりにでも取ることです。

心 を 休める ことだけで 心 の 底から 湧き上がる 満足感 を感じる
文章化 しながら、思考すべし。 黙々と考えていても思考は進まない。

これを考える時間がないのであれば 、次の動きをするべきではありません。

私の場合は焦っていましたから 、「最後まで着実にこなすこと」を疎かにしており 、
しかも自分がどう感じたかを考えることもしていませんでしたから 、
ほんとうに何も残っていませんでした。

ただ 、新しいことに何となく挑戦した 、というだけです。

次の方向性がおぼろげながらに見えてくる

私自身 、今この記事を書いている時点で 、次の新しい確固たる価値観が形成された 、
ないしは見つかったとは思っていません。 ニュートラルゾーン にいるのでしょう。

それでも 、一つずつゆっくりこなし 、その過程を感じることで 、これかな?という
ものは見えてきているような気がします。

何よりも自分の状態を自覚することで 、焦りはありません。

やってみて 、省みて 、楽しいと思えたときも 、そうでなかったときも 、その経験を楽しむことが出来ています。

内側を観察した結果をメンバーと共に内省する場を提供しています。 是非お声掛けください。

木曜会
あと、そのような場を提供している団体を紹介します。
もし、他にも知っておられれば、是非ご教示ください!

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第15期 ミッションマネジメントクラス受講生 大谷 友和


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