メールマガジンご購読者の皆様
いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。
皆さんのお役に立てましたら幸いです。
【参加申し込みはこちらから】
https://socialvalue.jp/20240214_sptalk
さて今週水曜夜の社起大特別対談にはソーシャルデザインの第一人者である福島治氏をお招きし、障がい者アートの魅力を余すことなく語ってもらうことになった。氏のソーシャルビジネスへの取り組みは「アートレンタル」「対話型アート鑑賞研修」「シブヤフォント」「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」等々多岐にわたる。
今回のテーマはそれらの全てに通底する「開かれた対話」。多様性の価値観をベースにしたインクルーシブな世界の実現に向け、障がい者アートという分野から斬り込みを掛ける福島氏。日々障がい者の社会進出や収入機会を創出しようと八面六臂の活躍をされている。ちなみに今回の処女出版は、障がい者アートというカテゴリーからは本邦初という偉業である。
水曜の対談の中には参加者の皆様による「オンライン対話型アート鑑賞」の時間も設けられており、いつもの特別対談とは異なるユニークな趣向だ。是非ともお楽しみ頂きたい。「アート思考」という言葉が時代のトレンドになりつつある中、今回の参加をキッカケに大いに学びを得ていただきたい。そして福島氏の出版された本のタイトルである「脳が脱皮する」感覚をぜひ疑似体験していただきたい。ポイントは右脳!笑
娘がまだ小学生だったころ、PTA活動に参加していた。実は予想外に多くの時間が取られて少し困っていたのだが、学校に出向くに際し1つ大きな楽しみがあった。それは障がい児クラスの廊下の壁に貼ってあった絵を観ることだった。毎度眺めては感動や元気をもらっていた。それは健常クラスの子供が描く絵とは別世界のものだった。いや、プロの画家とも異次元の魅力を感じたものだった。エネルギー量そしてその純度が半端でないのだ。
大好きなタローさん、故岡本太郎氏も言っていた。「うまくあってはならない」「きれいであってはならない」「心地よくあってはならない」と。障がい者の方々それも子供の絵は、それらのメッセージを最も端的に表現したものだと思う。どう描いたら先生に認められるのか?どう描いたらお母さんに褒められるのか?どう描いたら友達にスゲーっと言ってもらえるか?といった邪気は皆無。
素直にその時の感情、気持ちを画用紙にぶつけるだけ。「素の自分」をストレートに表現している。これぞ本物の「自由」だ!だから心を揺さぶられるのだ。肥厚してしまった大人の心や脳の垢を落としてくれるんだ。OSのリセット。きっと描いている本人たちも気持ち良いだろうと思う。こんな事を言うと当事者の親御さんから叱られるだろうが、ある意味で障がい者の人々が羨ましくもある。
何はともあれぜひご参加のうえ「対話型アート鑑賞」を存分にお楽しみください。
【参加申し込みはこちらから】
<障がい者アート作品>