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【 ROCKY通信 】第4回 テストマーケティング

メールマガジンご購読者の皆様
 

いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、僕がベーグルというパンの専門店 “BAGEL&BAGEL” を90年代後半に起業してからのストーリーとそこからの経験や学びを御紹介させていただいております。
皆様の起業のお役に立てたら幸いです。
 
 

第4回 テストマーケティング

ビジネスプランが完成したら、本番のジャンプの前にミニジャンプをしてみよう。つまりテストマーケティングだ。

もちろんアイデアを練っている過程、ビジネスプランを書いている途中でやっても構わないのだが、僕は書き上げてから実行するのをお勧めする。やると決意してから、書き上げることに一旦集中し、その後で小さな形で良いので自分のコンセプトを試行してみるのだ。プランを書きながらだと、迷いや悩みが増えて、どっちつかずになるので。

僕の場合は、都内の某所でやってみた。市場的には全くベーグルという商品には向かない立地の24時間カフェの軒を借りる形で、3ヶ月のテストランを行なった。
結果的にそこでの小さな成功を具体的に示すことで金融機関も事業会社も出資してくれることになった。

事業スタートした後も、市場テストを目的とした催事を百貨店中心にひたすら行なった。この時はオリジナルソングを演奏してまわるストリートミュージシャンみたいな感覚だった。
しかしその効果は、テストマーケティング以外に「ブランドを売る」という副次効果も生まれた。
そして当時3店舗しか無かったが、店舗内でベーグルを製造していたので固定費の回収というメリットもあり、願ったりかなったりであった。

そうそう、社員達もベーグルを全く知らないお客さんに接客で工夫しながら売り込むのが楽しかった様で、一生懸命販売してくれ、販売力も身につけてくれた。
ついでに少し融資や出資に関係する話もしておこう。

金融マンはビジネスプランをもちろん重視している。しかしそれだけでお金を出してくれるケースは稀であった。

「君の熱意はよくわかるが、まだ市場の無い商品だからね」「ビジネスプランはなかなか良くできていたよ。でも本当に売れるのかね、あの固いパンが、、、」
といったリアクションが大多数であった。

僕の場合まだ日本に無い商品だったのでそれも仕方なかった。金融マンはお金を出すのも仕事だが、回収することがより重要な仕事だから。

しかしテストマーケティングの良い結果を見るなり180度レスポンスが変わった。

「やっと君のやりたいことがわかったよ」「出資しますので、是非うちと組みましょう」と。

僕のケースはテストマーケティングがたまたまうまくいったケースだが、もしうまくいっていなかったら修正を加える必要があった。商品設計、プレゼンテーション、価格、そして立地すらも。

起業は当初コンセプトをビジネスモデルに変えてゆくプロセスでもある。
しかし、「動けばわかる」とは至極名言なり。
 
 

編集後記

桜が咲き始めましたね。とても気分を明るくしてくれます。昔日本中の桜の銘木巡りにハマっていた時期がありましたが、今は近所の桜でも十分その美しさを堪能させてもらっています。日本人であることの幸せをしみじみと感じさせてくれる、数少ないアイテムの一つです。
さあ今週も拳を上げて前進!


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