【 ROCKY通信 】第19回 ロジックモデル | 【公式】社会起業家を育成するソーシャルビジネススクール 社会起業大学

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【 ROCKY通信 】第19回 ロジックモデル

メールマガジンご購読者の皆様
 

いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、僕がベーグルというパンの専門店 “BAGEL&BAGEL” を90年代後半に起業してからのストーリーとそこからの経験や学びを御紹介させていただいております。
皆様の起業のお役に立てたら幸いです。
 
 

第19回 ロジックモデル

ソーシャルビジネスに関わるようになると、「ロジックモデル」なるものをよく見聞する。フレームワークの1つなのだが、ロジックツリーのビジネスモデル版か?一般ビジネスの世界では殆ど聞いたことが無かったが、今日はそのロジックモデルについて触れてみよう。

ソーシャルビジネスの効果測定は経済効果(売上、利益)よりもソーシャルインパクトと言われるその活動の社会に対する波及効果で行われるのだが、最終的には社会の構成員である人々の意識改革、行動改革につながったか?が重視される。その未来に引き起こしたいインパクトから「逆算」する形で因果を辿り、現時点で行うべき活動にまで割り戻すのがロジックモデルである。通常は青い矢印の「因果」のプロセスなのだが、社会課題の解決という切実で具体的なゴールに至るには、それではなかなか目的は実現できない。そこで赤い矢印の「果因」の思考経路が必要とされる。モデルは下記の4つの構成要素からなるのだが、発想的には極めて近代的な経営手法を取り入れたフレームワークと言える。
 
IMPACT(将来引き起こしたい変革、ビジョン)
↑↓
OUTCOME(IMPACTを実現する為に必要な手段、当事者・社会の変化)
↑↓
OUTPUT(OUTCOMEを出す為にするべき活動・事業とその結果)
↑↓
INPUT(OUTPUTを出す為に必要な人・物・金・情報等)
 
1つ事例を挙げてみよう。社会起業大学のビジョンをインパクトに置き換えてみた。
 
IMPACT 社会起業家が多く生まれ活躍する世界

OUTCOME 社会起業家が尊敬される社会、スター的社会起業家の輩出、社会問題・課題への意識・関心の高まり

OUTPUT ハイレベルの社会起業家教育機関の複数存在と競争

INPUT 社会起業経験のある優秀な講師、ソーシャルビジネスのバイブル的テキスト、
    利便性の良いスクール(時間、場所)、社会起業家への投資サポート、
   ソーシャルリサーチセンター機能、社会発信性のあるメディア機能
 
ロジックモデルのイメージを少し湧かせていただけたであろうか?
 
 

編集後記

最近、路上で手売りされている“THE BIG ISSUE” という雑誌を愛読しています。売っているのはホームレスのおじさん。昔は表紙を飾っているセレブスターと販売者であるホームレスおじさんのギャップが大きすぎて、買うこともなく横目で通り過ぎていました。思い切って買ってみたのが1年くらい前ですが、これがなかなか骨太で面白い。表紙のビッグスター(俳優、ロックスター、思想家等)の巻頭インタビューに始まり色々な社会問題を取り上げています。
最近面白かったのは383号のベーシックインカムに関する記事。雑誌だけでなく、販売しているおじさんとの会話も楽しみの一つ。ほんの数分の世間話が面白く、会うのは週に1、2度ですが、必ず挨拶する関係になりました。1週間見かけないと、おじさん風邪ひいてないかな、熱中症になったんじゃないかなと心配する日々です。そして久しぶりに会えたら、朝からこっちも嬉しくなってしまいます。おじさんガンバレ!

さあ、今日も拳を上げて前進だ!


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