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【 ROCKY通信 】第18回 幸福と成功

メールマガジンご購読者の皆様
 

いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、僕がベーグルというパンの専門店 “BAGEL&BAGEL” を90年代後半に起業してからのストーリーとそこからの経験や学びを御紹介させていただいております。
皆様の起業のお役に立てたら幸いです。
 
 

第18回 幸福と成功

今日は少し思想的な話を。行き過ぎた資本主義、エゴの氾濫の文脈で、個人の幸福や成功の定義が再考される必要があると思っている。僕はそれらを次のように考える。

幸福 自分のミッションを知っていること
成功 ミッションを果たすべく、固有の才能を活かし切ること

幸福というのはあくまで主観的なものだと思う。絶対的な価値観であって時代の共通の物差しや他人の物差しで測られるべきものでは無い。自分なりの定義があってその物差しを当ててその中に収まっていれば誰にどう言われようが幸福なのだ。それは自由ということでもある。社会や他人の価値観を気にしてそれに縛られて汲々とするのは文字通り囚人だ。囚人の囚という字は四方を壁に囲まれた中に人が閉じ込められている。その壁が時代の価値観だったり、偏見だったり、自分の思い込みだったりするのだ。自分の人生は自分のものだ。競争の勝ち組であること、富の有無、名声の有無だけが幸福の定義では無いはずだ。成功の定義だって全く同じことだと思う。

幸福の第一義は「自分のミッション、つまり自分が人生で果たすべき役割を知っていること」だと思う。社起大の思想では、これに社会貢献、他者への奉仕の要素が加わる。しかし実際には多くの人々が自分のミッションを知らずしてこの世を去るのではなかろうか。日本は特に歴史的にも個が軽視された社会だから。江戸以前は階級社会を守るべく、明治以降は徴用の為、昭和以降は経済復興という名の下に画一化された教育(つまり上に立つ者が管理しやすい体制を維持する手段)をしてきた。家庭においてもその流れに沿った教育がなされた。そして平成に入ってからは、エゴが公然となり、米国型の勝ったヤツが偉いんだ、稼いだ奴が偉いんだという考え方が主流となった。

そこにあるのは常に他者から与えられた物差しだ。だから「自分は何人で、何を為すべきか?」などと考える発想すら無かった。これまでどんな道を歩いてきたとしても、劣等感、敗北感、挫折感なんかに打ちひしがれている場合では無い。人生は短い。自分の魂の声を聞こう。過去からのネガティブ思考で肥厚してしまった旧皮を剥いて、剥いて、剥いて...最後にミッションという宝があなたの奥底に隠れているから。これを見つけることが自己信頼、自己革新への第一歩であり真の幸福への序章である。そして自分の固有の才能を生かして、そのミッションを達成することが成功だと思う。もし道半ばでそのミッションが達成出来なかったとしても、きっと自分の中では成功として位置付けられるであろう。

決められた価値観のレール上を走るのは楽だ。しかしそのレールはもう機能しなくなりつつある。終身雇用も年功序列もこのコロナ禍でトドメだ。他人が敷いた既成のレールを走るのはもう止めよう。ミッションを掘り起こし、自分で自分のレールを敷いて、その達成を目指して走ろう。そして自分の人生を生きよう。
 
 

編集後記

最近、自宅周辺で道路補修工事が行われています。毎日7メートル位ずつ進んで行くのですが、実際に工事をしているオジさんはいつも3人くらい。それに対し警備員のオジさんが7人。前を通ると所在無げな初老の警備員から「工事中ですみません〜」「ご迷惑お掛けしております〜」「狭くなっております〜」「向こうから車が来ます〜」等々旗を振りつつ頭を下げてくれます。
こっちは気恥ずかしくて早々に立ち去るのですが、どう見ても警備は2人いれば十分な通行量。道幅も5メートルしかない裏道。ポスト・コロナで有効需要の創出か?と思ったりもしましたが、いつもそうなので違うと思う次第。ケインズさんが見たら何というだろうか?オジさんたちも暇疲れで大変でしょうが、頑張ってくださいね。
さあ、今日も拳を上げて前進だ!


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