【 ROCKY通信 】第17回 ソーシャル・ビジネス関連用語 | 【公式】社会起業家を育成するソーシャルビジネススクール 社会起業大学

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【 ROCKY通信 】第17回 ソーシャル・ビジネス関連用語

メールマガジンご購読者の皆様
 

いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、僕がベーグルというパンの専門店 “BAGEL&BAGEL” を90年代後半に起業してからのストーリーとそこからの経験や学びを御紹介させていただいております。
皆様の起業のお役に立てたら幸いです。
 
 

第17回 ソーシャル・ビジネス関連用語

今日は、ソーシャル・ビジネスの関連用語の定義をしたい。ソーシャルビジネス系の用語はいくつかあり、まだバイブル的な書籍も無いので多少解釈が異なる場合もあるが、社会起業大学では代表的な用語を次のように定義している。

Social Entrepreneur/ソーシャル・アントレプレナーエゴ社会、行き過ぎた資本主義の結果として生じた歪みを正し、より良い社会の実現をミッションとする、「社会活動家」と「起業家」の合体コンセプト。一般企業における営利活動を、「社会課題の解決」に活用する。具体的にはソーシャルビジョン(理想社会)に向かってアイデアをプラン化し、人材を求め、資金調達し、ステークホルダーの協力を得つつ走る。また社会課題解決に「インパクト」という概念を導入し、新しい課題解決のスタイルとビジネスモデルを社会に提示する。

Social Business/ソーシャル・ビジネス貧困、介護、福祉、子育て支援、地域活性化、環境保護といった、主として人間が原因となって引き起こした社会・環境的な諸問題の解決に取り組む社会課題解決型ビジネス。そこに革新性も含まれていることも望まれる。社会起業家が立ち上がって取り組むケースと、既存企業が営利達成のプロセスにおいて取り込むケースがある。(例.パタゴニア)またその運営は一般企業として行う場合、NPOで行う場合、個人で行う場合等様々である。代表事例として有名なのが、グラミン銀行やTFA(Teach For America)等がある。

Social Impact/ソーシャル・インパクト一般企業が売上や利益といった指標で評価されるように、ソーシャルビジネスはその事業が売上規模や利益額でなく、どれほどの社会的なインパクトすなわち波及・改善効果を与えているかをもって成否が測定されるという概念である。例えば、米国で有名なTFA(Teach For America)という貧困地区の子供達への教育・学習支援団体のインパクト効果は、その地区の子供達の実際の学力向上と大学進学であり、CPAや進学率で測定される。

Social Impact Investment/ソーシャル・インパクト・インベストメントソーシャルインパクト投資といわれるもので、ソーシャルビジネスに対して行われる社会貢献型投資である。投資目的は配当やキャピタルゲインの最大化ではなく、社会課題の解決の結果に主眼を置く。その投資効果は上記のように波及効果を数値化したもので測定がなされる。これまでの行政主導支援では限界があり、民間投資に期待されている。まだ新しい投資概念であり理解・定着には時間が必要だが、全世界では5,000億ドル(2019年)、日本においても718億円(2017年)と言われており、確実に拡大基調にある。
 
 

編集後記

先週、名古屋JC(青年会議所)で社会起業家というテーマでお話をさせて頂きました。出席者の殆どの方が社会起業家という言葉をご存知ありませんでした。半数がリモートで受講された方だったのですが、関心を持って頂けた方とそうでない方は半々くらいの印象でした。事務局の方が名古屋は保守的な土地柄とおっしゃっていたのと、初聞で少し戸惑われたこともあったのかもしれませんね。社会起業大学もまだ知名度は低いですが、周知されていない方がやり甲斐があります。笑 新たな商品、サービス、概念を根付かせて行くという点において、約25年前に“BAGEL&BAGEL”を立ち上げた時と同じような状況です。さあ、今日も拳を上げて前進だ!


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