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社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
このROCKY通信では、僕が社会起業家の育成・支援に携わっている中での経験や僕自身の人生での学びや考えをシェアさせていただいています。
皆様の起業のお役に立てられましたら幸いです。
本日10月20日、“TABLE FOR TWO”(テーブル・フォー・ツー 以下TFT)代表理事の小暮真久さんを学長特別対談にお招きするにあたり、事前の簡単なご紹介をしたい。ちなみに今回のテーマは「ソーシャルビジネスと戦略思考」である。日本の社会起業家の草分け的存在のお一人で、カンブリア宮殿ほか多くのメディアにも取り上げてこられた方なので、ご存知の方も多いであろう。小暮さんは大学卒業後、コンサルティングファームのマッキンゼー等でお勤めになった後、2007年にTFTを設立される。そしてその後14年に渡り指揮をとってこられた。今回は、ビジネス・戦略面が弱いと言われる日本の社会起業家、ソーシャルビジネスの側面について、ご自身の経験を中心にお話して頂きたいと思っている。
TFTは「日本のカロリーOFFを、開発途上国のカロリーONへ」というメッセージの通り、先進国と開発途上国の社会課題を同時に解決し、双方の健康に貢献することを目的とされている。2005年の「世界の飢餓と飽食」をテーマとしたダボス会議でジェームス近藤正晃氏を中心とする日本チームによって産声をあげ、それを小暮氏が継承しビジネスモデルに仕上げ、スケールするということになった。簡単に言うと、日本の社員食堂を中心にヘルシーな特別メニューを開発し、価格は20円上乗せしその分をアフリカの貧しい国々の給食1食分に充てようというもの。社食利用者は特別メニューを20円増しで食すことができ、しかもわざわざ行う寄付行為でもなく、日常生活の中で食の不均衡、飢餓の撲滅に貢献できる。またアフリカの国々は20円で一食分の給食を賄えて子供達の飢餓や栄養不足を回避することができるという仕組みだ。
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TFTにおける小暮氏の功績は、受け継いだビジネスアイデアを仕組み化し、ビジネスモデルに昇華し、事業計画まで落とし込んだこと。そして他団体と差別化を図り戦略を立案しそれを実行したことだと思う。小暮氏の最大の強みとも言えるマッキンゼー時代に修得された論理的な思考が最大限に生かされているからだ。今回の特別対談でも、ぜひ語って頂きたいポイントだ。
しかし、僕が個人的に深く共感を覚えたのはそういったビジネス面ではなく社起大のコア概念でもある「ソーシャルミッション」を小暮氏が強くベースに持っておられる点だ。論理的でありつつも自分らしさである想い、共感、直感といったものを大事にされ、関係する人々をゴールに向かってチームを束ねてゆくプロデューサー能力。そして社会課題の解決に正面から向き合い、地球規模で捉え、根本的な解決に挑む。社会課題の解決を天職と思われ、自分の果たすべき役割、使命としてブレずに継続していることに敬意を覚えるのだ。
さあ今から本日夜の特別対談が楽しみである。ご興味を持たれた方はぜひ、ご参加ください。
本日19時開催!
【学長特別対談】
ソーシャルビジネスと戦略思考
-食の不均衡の根絶への挑戦-
NPO法人 TABLE FOR TWO 代表理事 小暮真久さん
日時: 本日 10/20(水)19:00-21:00
「世界での9人に1人が飢餓、4人に1人が肥満」この食の不均衡の根絶を目指し、
世界規模で活動を展開するNPO法人TABLE FOR TWO、
その代表理事の小暮さんが駆使した戦略思考とその実践の軌跡を余すことなく伺います!
この機会を逃すことなくぜひご参加ください!
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