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社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
このROCKY通信では、僕が社会起業家の育成・支援に携わっている中での経験や僕自身の人生での学びや考えをシェアさせていただいています。
皆様の起業のお役に立てられましたら幸いです。
今週土曜日午前、アショカ・ジャパンの渡邊奈々氏による特別対談セミナーが行われます。
多忙な渡邊氏に、今回、社起大関係者及び社会起業家にご関心をお持ちの皆様のために特別に講演をお願いした次第です。皆様には、ぜひ社会起業家という概念を生み出した本家とも言えるアショカのお話をお聞き頂きたいです。
アショカ財団は、米国ワシントンにてビル・ドレイトン氏によって1980年に創設された世界最大にして最古の社会起業家支援団体だ。「Everyone a Changemaker(誰もがチェンジメー カーである世界)」というビジョンを掲げ、社会起業家の発掘・支援を中心に取り組んでいる。ドレイトン氏は”the godfather of social entrepreneurs”(社会起業家の父)と呼ばれ、社会起業家という概念の生みの親でもある。
事業やプロジェクトに対してではなく人に投資するというスタンスを貫き、一定条件をクリアした社会起業家は「アショカ・フェロー」として認定され、物心両面の支援を受けることができる。現在世界95カ国にネットワーキングされ、3700人以上のアショカ・フェローが地球規模で活躍している。(日本は6人)
2011年の設立以来、アショカ財団の日本支部であるアショカ・ジャパンの代表を務めてきた渡邊氏はVOGUEやFIGAROといった欧米の一流ファッション誌等にも採用される第一線の国際コマーシャルフォトグラファーだった。人生の時間の多くをNYやヨーロッパを活動の場として来た渡邊氏がなぜアショカ財団と関わることに?そして渡邊氏が目指している世界は?といったお話もぜひお伺いしたい。
因みに2005年に渡邊氏が上梓された「チェンジメーカー 社会起業家が世の中を変える」(日経BP)は、慶應義塾大学環境情報学部の教科書として採用され、今も社会起業関連図書のバイブル的な存在となっている。現在はアショカ・ユースベンチャーという12歳から20歳の若者の育成にも力を注いでおり、そのあたりも非常に興味深い。
今回の講演は社起大にとっても非常に重要なものとなる。色々な団体、組織、有識者が社会起業家やソーシャルビジネスといった用語の定義をそれぞれに語っており、最も正統的な表現、基本的な考え方といったものを一度きちんと認識しておく必要があると思っていたからだ。昨今、米国の名門大学を中心にソーシャル・アントレプレナーシップのコースを設ける動きがあるそうだが、その多くがアショカの定義、概念をベースにしていると聞く。原点の確認もとても楽しみにしている。
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チェンジメーカーは、普段から折につけ読み返しています。そして元気をもらいます。読むたびに違う色でアンダーラインを引くので、とってもカラフルになってしまいました。笑
社会課題という内容的には軽くない問題に向かって、社会起業家達が自信を持ってポジティブに取り組んでいるその姿勢に感化され共鳴します。奈々さんの明るい文体や美しいポートレートとのベストコンビネーションです。読んで学びがあり見て楽しい秀逸な書です。さすが社会起業家のバイブルたる所以ですね。社会起業にご興味の無い方でも楽しめます。
読後、何らかの人生への指針を得ることができます。続編の「チェンジメーカーⅡ 社会起業家という仕事」と併せてご一読をお勧めします。
さあ今日も拳を上げて前進だ!