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【 ROCKY通信 】第39回 写真集“Father”&某カメラマンとの邂逅

メールマガジンご購読者の皆様

 

いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、僕が社会起業家の育成・支援に携わっている中での経験や僕自身の人生での学びや考えをシェアさせていただいています。
皆様の起業のお役に立てられましたら幸いです。
 
 

【 ROCKY通信 】第39回 写真集“Father”&某カメラマンとの邂逅

 

先週とても嬉しい出来事があった。

 

ある経営誌の取材が社起大で行われたのだが、同行されていたカメラマンさんとの後片付け時の余談でのこと。30年来愛好している写真集“Father”と、その写真家「橋口譲二」さんの話を何とはなしにした。すると彼の知己だと言われるではないか!30年間ことあるごとに見開き、多くの人にお節介でプレゼントし、お貸ししてきた橋口さんの写真集。いつかお会いしてみたい、そして社起大でも講演して頂きたいとずっと思っていた方。いくら検索エンジンで探しても全くコンタクト先の見つからない、幻の写真家だった。そのカメラマンさんは橋口さんに毎年お会いされているとの事で、今度機会があった時には声を掛けて下さると言ってくれた。なんたる僥倖!

 

 

ちょうど30年前、神保町の行きつけの書店で偶然手にした“Father”。まるでその本に呼ばれたかのように食い入るようにページを繰った。そして所持する写真集の中で、もっとも僕の価値観に影響を与えるものとなった。本書は日本全国津々浦々の112人のお父さんにロード撮影&インタビューを敢行したものである。中には有名人も含まれるが、あくまで1人の父としての存在。そこにはセレブリティとしての要素は皆無だ。この写真家の魅力は(他の写真集もそうなのだが)、ポートレイトに虚飾が無いことだ。その人が素の姿を表わす。そして過去から現在に至るその道のりも同時に感じられるのだ。経営的にいうとまるでバランスシートと損益計算書を同時に見るかのようだ。

 

 

そこには客観性を担保しつつも、市井の人々への優しいまなざしがある。「個」「自由」「「平等」「ダイバーシティ」そして品格ある「PUNKスピリット」がある。ダイバーシティに関しては、その言葉が市民権を得る遥か昔から、橋口さんはその概念を思想の1つに据えて表現されていた。LGBTQ、障がい者、在日外国人、反社構成員といった人々も含めて。

 

40半ばを過ぎてからこの本を手にするのは、精神的にちょっと疲れた時が多かった気がする。この本を開くと、ニュートラルに戻れる。素の自分に。そして僕自身が父親になってからは、会ったこともない、一生会うこともないお父さん達との無言の対話が始まった。一冊の本との出会いは、人との出会い同様に、人生に彩りや深みを加えてくれる。

 

 
 

◆ 編集後記 ◆

今週日曜、社会起業大学において中間発表が終わりました。移転後初のイベントでしたが、受講生の皆さんの懸命の努力が伝わって来ました。22期入学の方はこれから差別化編に、21期入学の方はいよいよ仕上げの持続性編2に突入ですね。今期はもう既に先行しておられる方も多く、頼もしい限りです。

そして早くも2名の方が直近の起業本番に向けて動いておられます。今日、起業プロセスの多くは学ぶことが出来ます。しかしウインストン・チャーチルではありませんが、最後は勇気です。そして実際にやってみるしかありません。そのなかでPDCAを実践しつつ軌道修正を加えて成功ビジネスモデルへと仕上げてゆきましょう。

 

さあ今日も拳を上げて前進だ!
 
 


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