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社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。
皆さんのお役に立てましたら幸いです。

大山公園の巨大ジャングルジム
渋谷区に大山公園という知る人ぞ知る公園がある。もう15年経つだろうか。僕の子供がまだ保育園児だった頃、月に1回ほど連れて行ったよう記憶している。目的は巨大ジャングルジムだ。176センチある僕でも下から見上げただけでその高さには驚いた。たぶん軽く10メートルはあった。マンションで言えば4階だ。初めて行った時、怖がりの長女は、半分登ったところで固まってしまい、それ以上は登れなかった。妹の方は怖いもの知らずで一気に頂上まで上がって、「お姉ちゃん早く来てー」と叫んでいた。しかし登り切って下を見ると想像以上の高さに慄き、降りるに降りられなくなってしまった。あれには笑った。試しに自分も登ってみたが、あまりの高さにビビってしまった。子供の手前もあり、意地で頂上まで登ったが正直足が竦んでいた。今こういった昭和の遺産ともいえる大型遊具が全国の公園から消えて行っているという記事をネットニュースで読んだ。子供達の怪我のリスク、老朽化に伴う倒壊防止で行政が取り組んでいるようだ。

新宿中央公園の巨大滑り台
新宿中央公園にも時々遠征した。ここには大型滑り台があり、娘達は熱狂していた。いったい何回滑んの!?というくらい登って滑ってを繰り返した。たまたま保育園のクラスメートの男子と一緒になると、滑り方にアクションを加えて大盛り上がりだ。僕はその時もう40代も半ばだったが、試しに滑ってみると台の急な角度や摩擦の少ない質感で通常の滑り台とは異なる加速感があり、何とも言えず楽しい。また実家のある山口市には255メートルの長さを誇る絶景滑り台があり、帰省した時に祖父母に連れていかれた。経験したことのない絶景遊具に彼女たちは大喜びだったそうだ。日本中の子供達に日常における非日常な遊びで小さな冒険をたくさんして欲しい。そして身体全体で、五感で楽しんでもらいたい。

山口市秋穂の巨大ローラー滑り台
そんな昭和遺産の大型遊具が今後どんどん取り壊されてゆくらしい。そしてシニア向けの小ぶりで安全な健康遊具に取って代わられるそうだ。子供の数自体が急激に減っているし、安全管理がうるさい昨今なので、時代の流れということだろう。都市型の公園に関して言えばこのままだと、大人の為の空間になりそうだ。癒しを必要とする大人たちのサードプレース。それもアリだとは思うが、やはり地域の公園は子供達の独壇場であって欲しい。教室や家庭では出せない大声で叫んだり、大笑いしたり、走り回ったり、飛んだり、跳ねたり、、、完全解放できる空間。
今も忘れられない。怖がりの長女が、大山公園の巨大ジャングルジムに何とか自力で登り切った時の誇らしい笑顔。ぜひ行政には昭和の名物遊具を次世代に残していって頂きたい。それらはきっと彼らの記憶に残り、心の財産となることは間違いない。