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【 ROCKY通信 】第307回 若者の人口流出 何が悪いの?

 

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社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。

 

皆さんのお役に立てましたら幸いです。

 

 

【 ROCKY通信 】第307回 若者の人口流出 何が悪いの?

  

地方の若者達の人口流出が著しいという。仕事で訪れる地方行政の担当者からよく嘆息とともに聞かされる話だ。それも女性がより深刻な状態だそうだ。内閣府の「地域の経済2023」によると東京圏のみ男女ともに転入超過で、転入者数は女性が男性を上回っているそうだ。なぜ女性が男性を上回っているのか理由を知りたいと思い統計を探してみたところ、「令和7年男女共同参画白書」にそのデータがあった。

 

1位 希望する進学先が少ない

2位 やりたい仕事や就職先が少ない

3位 地元から離れたかった

4位 親や周囲の干渉から逃れたい

5位 性別役割分担意識への不満

 

上位の3つは約半世紀前に僕が地元を出た理由と同じだ。女性の社会進出がこの半世紀で加速的に進んだことが主因であろうが、男子よりも女子の方が都会志向が強いというのは驚きだった。知り合いの行政の方々は、地元大学や地元企業とともに若者の流出を食い止めるのに躍起になっている。どうすればインターセプトが可能なのだろうか、、、?

 

さて、正直に言うと男女を問わず地方の若者が都会に憧れるのはきわめて自然なことだと思っている。地元愛があったとしても、だ。若者にとり都会にはまばゆい希望の光がある。仕事や学びの機会も豊富だし、文化やエンタメイベントにも日常的に触れることができる。人が多いことも若者にとってはエネルギー源だ。地方出身者からすれば都会は毎日がお祭りのようなものだ。いまやインターネットのお陰でどこにいても仕事は出来る、大学の授業だって受けられるという時代だが、それが地元に残ろうという理由にはならない気がする。地方の魅力は豊かな自然や独自文化、また時間的にゆとりある生活だったりするが、刺激を求める若者とってはそれらも流出の歯止めにはなりにくいだろう。1度しかない人生なのだから、都会志向の若者は無理やり囲い込もうとするよりも、一度地元を出て都会生活の長所短所を知り、客観的に地元を眺めて、人生ステージのどこかで帰って来るような流れ、仕組を作ってあげた方がより帰還率が高まるのではないか。

 

僕の生徒で、「18歳(高校卒業)までに地元愛を育むことが出来るかどうかが定住や地元帰還の大事なポイント」だと主張した人がいた。そして彼は地元の子供達に地域の自然や文化を体験させたり、地域の歴史を学ぶ等のプログラムを提供している。自分の経験からも18歳説は本当にそうだと腹落ちした。

 

都会を除き、そうでなくとも人口減、高齢化にあえぐ地方に追い打ちをかける若者の人口流出に対し、無責任な発言と取られるかもしれないが、今はそう思っている。若者の労働力の穴埋めをできるとしたら、まずは人生100年時代を生きる元気なシニア層に活躍の場を創出することからではないか?皆さん実に豊富な知見を持っている。確か安倍晋三さんも同様のことを言われていた。実際僕の周りを見ただけでも、その候補者は都会にも地方にもごまんといる。子供も宝だが、シニアも宝だ。

 


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