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社会起業大学 学長の林 浩喜（はやし ひろき）です。
このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。
皆さんのお役に立てましたら幸いです。
YouTube撮影現場
今回でロキ通はなんと300回記念だそうだ。現在アシスタントをしてくれている女性から聞いて初めて知った。実にありがたい話である。毎度右へ行ったり左へ行ったり、まるでラグビーボールみたいなエッセイだが、どうか今後ともお付き合い宜しくお願い致します。
さて、今月初めてYouTubeの動画撮影を体験した。本来は自作自演するものなのだろうが、ご縁のあったプロの方にお願いした。正直言うと、やってみたいとは思ったことは無い。ここ10年以上も玄人素人が入り乱れて世間を賑わせてきたメディアで、登場者は有名無名を問わず百花繚乱。YouTuberは子供がなりたい職業のトップとも聞く。僕には無縁の世界と思っていた。視聴者としては趣味の洋楽ロックを掘り出し掘り出し見るのが大好きだ。発見の喜び、見る喜び。ここ数年は学び系や情報発信系のものも多いようだが、いまだそのニーズはピークを迎えていないというのがプロの見解だ。この度は社会起業大学の存在をより多くの人々に知って頂くという目的のために、自らの尻を叩いてトライしてみた。普段、生徒たちに「最後はやってみなけりゃわからない！」と語っている身だけに、自戒もこめて「俎板の鯉」となった。
10日ほど前に、質問資料を渡された。社会起業をベースにしつつも多面的で多岐にわたる 200を超える質問。これには正直参ったが、やると決めたからにはとことんやるぜよ！の心意気で時間もかけて全問回答してみた。思った以上に大変な作業だったが頭の整理にもなった。そして撮影前日、とんでもないことが起きた。何故か必死で記載しておいた模擬回答のエクセルデータが全て消失していたのだ。発覚したのは前日の午後。思わず絶叫！35年前の悪夢を思い出した。留学先のコーネル大で、グループプレゼンの資料の作成を自分が担当していた。発表の当日本番、PCに格納済みのデータを開こうとしても開かない。5分、10分、、、チームの仲間の怒りの目線、教授陣の苛立ちの表情、、、頭は真っ白になり背筋には冷汗が。結局、ビジュアルなしの口頭プレゼンでどうにかこうにか乗り切った。その経験があったからか、今回は開き直って前日の深夜まで作業することができた。
当日、撮影スタジオに向かう途上、緊張は特になかった。昔、生TVに出して頂いたり、大御所によるメディア取材も経験していたからかもしれない。唯一の心配は前日書き直した資料が言葉として出てこないパターン。しかし年の功というものだろうか。その問題は杞憂だった。スタジオにはプロの男性アナウンサーと芸能人の女性コメンテーターが来ていた。お2人とも初対面なのに、旧知のような不思議な感覚だった。とても話しやすい方々だった。
目の前には５台のカメラが設置され、撮影が開始された。質問が次々に繰り出された。嬉しいことに事前に考えておいた回答とは無関係にナチュラルな自分の言葉がポンポン出て来た。アナウンサーの質問通りに撮影が進行してゆくのかと思いきや、結構アドリブに近い展開。きっとそれが良かったんだと思う。こちらもリズム良くキャッチボールが出来た。芸能人の女性も、とてもポジティブに明るく対話してくれたので、殆ど日常会話の体だった。
当初3時間の撮影予定が、気づけば6時間近く経っていたYouTube初体験。プロデューサーと軽くビールをあおって外に出ると、既に外は真っ暗。冷んやりした空気が心地よかった。さあ、あとは編集次第だ。編集者は僕とは同郷の若き女性クリエーター。どんな仕上がりになるのか今からとても楽しみだ。そして結果も。
PS
ついに1発目の映像が上がって来た。下記がそのデータです。ご関心のある方は、ご覧になってみてください。また是非率直なご感想をお聞かせいただけると幸いです。
【インタビュー動画はこちら（約15分）】