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社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。
皆さんのお役に立てましたら幸いです。

祭に参加したYSEの仲間達with金子先生&有近県議(前列中央左&右)
昨年に続きやまぐち社会起業塾のOB組織である“YSE”で「第20回かねこキッズまつり」に出店させて頂いた。今年もこのイベント参加に合わせて帰山した。このこども祭は開催地宇部市の小児科医である金子淳子さんが、20年前に病院の駐車場にブルーシートを敷いて会場としたことに端を発する。その後「シャッター商店街の活性化×こども祭」という趣旨となりより社会性を増した。イベントへの参加団体は日本中からのものとなり、その数は50を超えるそうだ。飲食系、教育系、エンタメ系、医療系等々いわゆる神社の祭とはテーストが異なる。ワイルド感、ワクワク感には少々欠くが、安心安全感は抜群だ。各ブースでの活動はすべてボランティア。出展者は自腹で、子どもやファミリーの来場者からは代金をもらわない。末尾の資料にあるようなブースが500Mはありそうなシャッター商店街に立ち並び、毎年3000人を超える来場者が列をなす。多くは未就学児、小学生+親御さんだ。今回あらためて思ったのは、祭はこども達にとり幸福の地域原体験となる。そして当たり前だがこども祭は誰かがやってくれることを期待するものではなく、地域の大人達が中心となって創り上げるものだということだ。

大忙しのYSEのブース
今年のYSEブースは、昨年も好評を博したドライフラワーを使ったミニリース作り。そして祭の定番ガムの型抜き。今回のYSEブースの新規性は、こどもには高難度に思えるアルゴリズム・ゲーム。リース作りはやはり女の子が途切れることなく次々とトライしにやって来た。ガムの型抜きはやはり男の子の方が多かった気がする。そしてアルゴリズム・ゲームは子どもだけでなく外国の方も面白がってトライしてくれた。ただゲーム名の意味が分からないので、これは何だろう?という怪訝な目線を感じた。仕掛けたのは理系大学院で学んだ若きOBだ。ゲームはやってみるとそれほど難しいものではなく、むしろ楽しいものだった。0から19の数字が書かれたカードをいくつかのルールに従って並べるというもの。印象としては論理と感性つまり左脳と右脳を同時に作動させる感じだ。子どもの瞬間的な判断力の養成、お年寄りのボケ防止に良さそうだ。ネーミングを変えハードルを下げて時間を競うなど競争感覚も打ち出せば、さらに盛り上げられると思った。

子どもと楽しむYSEメンバーの皆さん
8人のOBでやりくりしたYSEブースだったが、4つの期をまたいだ久々の交流にもなっていた。子ども達の対応に忙しくありつつもそれを大いに楽しみ、またお互いに事業の相談をし合う光景もあり、端で眺めていて喜ばしくもあった。休日返上で参加してくれたYSEの皆さん、本当にお疲れ様でした。

かねこキッズまつり2025のチラシ