メールマガジンご購読者の皆様
いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。
皆さんのお役に立てましたら幸いです。
卒園の喜び (引用:福岡ふかぼりメディアささっとー)
今朝、敬愛する98歳の聖職者から幼稚園の卒園式の話を聞いた。昨日は御所管されている幼稚園の卒園式だったそうだ。子供たちは勿論のこと親御さんの喜びようを目の当たりにされ、感動したと熱くその情景を語ってくださった。そして子供のいる人はこういう時期にこそ授かった瞬間のことも含めてよく思い出してみなさいと言われた。
ライフチャート(例)(引用:Dialog for Everyone Inc.)
ライフチャートと言われる、人生を振り返るワークがある。社起大でも採用しているものだ。人生の過去を振り返り波状形でそれを表現するものだ。僕自身も3度ほど書いたことがある。波形のボトムにあたる箇所は時の経過による解釈の変化から異なる結果だったが、人生のピークは常に子供を授かった時だった。
それまでの自分は、事業成功の夢に向かってそこに邁進していた。起きつ転びつしながらも前進前進。しかし心の中には小さな洞が常に存在した。事業に集中している時は忘れているのだが、1人落ち着く瞬間にはそれに気づいた。漠たる空虚感とでも言おうか。。。いくら自社の業績が伸びても決して埋まることのない洞だった。その正体は子供だった。しかし、ようやくそんな僕にも遅ればせながら赤ちゃんを授かる日が来た。母親のお腹にいる時から、さすって話しかけてその日を今か今かと待ちわびた。
赤ちゃん誕生の瞬間 (引用:BuzzFeed.News Laura Shockley Photography)
病院で看護婦さんが取り上げてくれた瞬間、ストップモーションを見ているような不思議な感覚だった。そして看護婦さんが「はいお父さん、女の子ですよ」といって泣き始めた娘を抱き渡され、自分の両腕で抱き、感動という言葉をはるかに超える大いなるものを感じた。その時「ああ、俺が生まれてきたのはこの為だったんだ」と思った。人生を振り返った時に、この喜びはきっと多くの人にとり人生最大の喜びなのではないだろうか。娘達の誕生時の大いなる喜びを忘れずに残人生を送りたい。