メールマガジンご購読者の皆様
いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。
皆さんのお役に立てましたら幸いです。
第3期やまぐち社会起業塾開校式
強い梅雨の雨が屋根を叩く音に聞き耳を立てているうちにウトウトしてしまった。一昨日は半日以上立ちっぱなしで声を出し続けたので、まだ疲れが残っていた。目が覚めるとすっかり晴れていた。さて、土曜は朝から「やまぐち社会起業塾の開講式」であった。今回で3期目を迎え、生徒のほか伴走支援者、その他関係者や事務局、メディアまで加えると総勢70名以上だったと思う。ありがたい話である。今回は事前説明会を5拠点で行ったこともあり、応募者が定員の倍以上となり選抜には困った。その後の個人面接でもそうだったのだが、皆さん熱意ある希望者ばかり。開会あいさつでは県立高校の受験よりもハードルの高い結果になりましたねと冗談を交えて話した。
伴走支援者有近真知子県会議員の応援スピーチ
自己紹介だけでも生徒と伴走支援者で1時間半近くもかかるのだが、これが実に面白い。個性や考えがそのまま出るからだ。話し方や声色、表情まで含めて。しっかり拝聴させていただいた。今年も15人が様々な社会課題に挑む。入塾時点で各人迷いのない課題選択をしていること自体が、驚異ともいえるが面接で訴えかけてきたことを自己紹介でもしっかり語っていた。今期は「子どもの教育」、「女性の就労環境」「空き家問題」「地域活性化」「犬猫の殺処分問題」といったテーマが多いのが特長。一例を上げると、犬の殺処分に取り組む方は昨年だけで自費で300頭以上の子犬を保護し、他地域の施設に空輸搬送されてきたという。個人での活動に限界を感じられ、今後はソーシャルビジネスにしてゆきたいとのこと。
また3期生の中には安定した公務員職や大手企業の現職を投げうって社会起業に挑戦する人が複数含まれる。まさに人生を賭して課題解決に挑むのだ。頭が下がる思いだ。
社会起業家の卵を発掘するのも本塾の大切な役割なのだが、今期の役者は揃った。出航だ。あとは彼らがソーシャルミッションを言語化し、どのようなソーシャルビジネスを生み出すのか?一次到達点となるクリスマスの最終発表会でどのようなビジョンを県民に提示するのか?
嵐あり座礁ありエンジン故障もありの6か月、塾の仲間と共にこの航海を乗り切っていこう!
いかなる時も“For Others”の精神を忘れずに。
社会起業家への道は、自己変革の道でもあります。
Changing myself, Changing the world !
初回授業風景