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【 ROCKY通信 】第226回 スナックトーク「自分の好きで起業しよう」in 神戸&大阪

 

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社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。

 

皆さんのお役に立てましたら幸いです。


 
 

【 ROCKY通信 】第226回 スナックトーク「自分の好きで起業しよう」 in 神戸&大阪

 

イベントのチラシ

 

 

先週は関西における社起大主催の公開セミナー“スナックトーク「自分の好きで起業しよう」”をおこなった。こちらは社会起業大学(社起大)としては初の試みであった。通常よりゆるやかな空気のセミナーイベントとして、また関西にて初モノという意味で。会場は神戸と大阪であったが、いずれの会場も人種、年齢、性別、職歴もミックスされたものとなり、多様性を実現できた。

 

皆さん当方の趣旨を理解してくれ、本音の対話があり、場は熱気を帯びた。2時間のショートプログラムであったが、参加者の多くが初対面にもかかわらず、終了後も会場に残って対話を続けていた。趣旨とは社会起業家の社会における意味、そして社会起業家のベースとなるソーシャルミッションについての話だ。

 

今回のイベントのアイデアは米国留学時代(30年前!)のクラスメートY君からの持ち掛けだった。Y君はその道35年のイベント企画のプロで、在阪キー局に勤務している。早春に久々に会って話した際に、社起大の可能性を認めてくれる発言とともに、「普段やってるものよりもう少し柔らか目のセミナーをやってみたらどう?時間できるから手伝えるよ」という提案を頂いた。

 

どちらかというと僕は枝葉を落とした直球型のセミナーが多いので、それを感じてのことだと思った。良くも悪くもそれが自分の個性でもあるのだが、昔からの僕を知る彼によると「林の一面しか出ていないよ」とのことだった。もう少し幅を出すことで、より多くの人々に社会起業家という生き方や社起大のこともより分かってもらえるのでは?という提言だった。成否はやってみなければわからないが、それも一理あると思いやってみることにした。

 

神戸会場

 

数回の下打ち合わせの結果、タイトルの「スナックトーク」というのは小菓子をつつきながら気張らず参加してみようというコンセプトから発したもので、Y君の発案だ。「自分の好き」で社会起業したOBの話を楽しく聞きながら、参加者自らのソーシャルミッションを探ってもらおうというもの。

 

プログラム内容は大きく下記の4部構成にした。

①    社会起業家の定義と役割

②    社起大OBによるスピーチ(社会起業家という生き方とソーシャルミッション)

③    参加者による自らのソーシャルミッション言語化のワーク

④    インターミッションでの即興ライブ

 

今回大事だったのはY君のファシリテーション。メインの②で、自分らしく社会起業した2人の社起大OBのソーシャルミッションを紐解きつつ、どんなビジネスで社会貢献しているのかを分かりやすく例示し、そこに林の経験談や考えをうまく引き出して参加者に提示するというもの。そこで参加者の好奇心や共感をいかに引き出せるか?がポイントだった。

 

神戸会場

 

神戸会場には姫路在住の藤井淳さん、翌日の大阪会場には徳島在住の榮高志さんにお越しいただいた。お2人とも人生の転機とも呼べる時期に社起大を活用して社会起業を果たした方である。ここでは詳細に触れないが実にユニークなビジネスを展開されている。日本の文化継承を課題とした藤井さん。戦国時代の城跡を巡る趣味(訪問数300超!)をビジネスにつなげてしまった。徳島の村落の活性化を課題に、ポタリングという新しいローカルツアーの形を作り上げた榮さん。ともにタイトル通り「好き」で起業したのだが、そのプロセスは波乱万丈で、会場の参加者は真剣に聴き入っていた。時に笑いつつも、大いに共感している様子だった。

 

そして休憩時間に歌を披露してくれたのはY君、僕と同い年のチャーリーさん。エルビスプレスリーを十八番とし、本場メンフィスでの「世界エルビス大会」の日本代表に選ばれた実績は伊達でなく、見事な歌唱力であった。彼も「好き」を仕事にした人で、これまで就職経験がない。驚!

 

大阪会場

 

Y君のリードよろしく場内はとても良い雰囲気で進行し、僕がバトンを受け、いよいよ参加者によるソーシャルミッションワーク。言語化するのは簡単ではないのは承知の上で、10分という短時間でソーシャルミッションを捻り出してもらった。ソーシャルミションとは「自分の果たすべき社会的使命・役割」のことで、社起大の重要概念である。自分が生まれてきた意味と置き換えても良いかもしれない。これを即席でアウトプットするのは一見無謀な試みともいえるが、答えは自らの中に内在しているので、直感だけで抉り出すプロセスの方がむしろ良いケースも多い。そして複数グループに分かれてもらい個人のそれを発表してもらったのだが、これが盛り上がった。社起大のOBOGにもグループに交じっていただき、アドバイスをしてもらった。

 

大阪会場

 

大阪会場の最後に感想を述べてくれたアメリカ人女性のコメントが僕の心に刺さった。「これはとてもとても大事な話です、私にも皆さんにも」と片言の日本語で力強く語ってくれたからだ。ソーシャルミッションの意味が国を問わず普遍性のある概念ということを再認識した。次回は関西三部作の仕上げとして、8月あたりに京都で実施出来たらと思う。

 

藤井さんの紹介(HP)

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榮さんの紹介(HP)

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チャーリー二―シオさんの紹介(HP)

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