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【 ROCKY通信 】第224回 三菱創業家の殿堂 旧岩崎邸庭園

 

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社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。

 

皆さんのお役に立てましたら幸いです。


 
 

【 ROCKY通信 】第224回 三菱創業家の殿堂 旧岩崎邸庭園

 

本館正面側

約40年前から気になっていた台東区にある旧岩崎邸をやっと見ることが出来た。言わずと知れた三菱財閥創業者の岩崎家による邸宅庭園だ。創業者岩崎弥太郎の邸宅と思っていたが、建立したのは長男の久弥だそうだ。実は40年来行きつけのカレー屋が湯島天神下にあり、そこに行くたびにその近隣にある旧岩崎邸を意識していた。いつでも行けたのに、なぜか実現していなかった。建築フリークなので、これまで近世の大成功者たちの邸宅を多数見てきたが、岩崎邸はそれらの人々のものとどう違うのかとても興味があった。

 

本館中庭側

 

邸宅は小高い丘の上にあった。正門から坂を上ると、30メートルはあろうかというイチョウの巨木に出迎えられ、パッと脇を振り返るとクリーム色の巨大な洋館がそこにあった。そしてその建物の向こうには広大な芝生の庭園が。映画「華麗なるギャツビー」や「ゴッドファーザーⅡ」に出てくるような柱廊の見事なルネサンス様式の木造建築。そしてその脇には本館に連結する和建築の大家屋が隣接していた。

 

本館は迎賓館的な役割で、こちらの和館は岩崎家の住居として使用されていたようだ。世田谷の五島邸(東急電鉄創設)、青山の根津邸(東武鉄道創設)、京都の野村邸(野村証券創設)、大阪の小林邸(阪急電鉄創設者)、神戸の村山邸(朝日新聞創設)などの多くが高台にある和建築で、必ず茶室が併設されている。当時の成功者は例外なく数寄者として茶を嗜み、茶道具の名品を収蔵していた。想像するにそれら明治人は頭脳こそ西洋式ビジネスや西洋文化に傾倒しつつも、心根はまだ侍魂を持った純日本人だったのだろう。まさに「士魂商才」の極みだ。

 

本館2階バルコニーから見た中庭

 

現在は本館、日本屋敷、ビリヤード小屋の3棟からなり、重文指定されている。戦後GHQに接収されるまでは敷地は今の3倍の1万5千坪もあり、邸宅も20棟もあったそうだ。これは他の成功者たちの比ではないスケールだ。同じ財閥でもグローバルに展開する財閥と国内財閥との違いかもしれない。いったい何人の家族やお世話係が住んでいたのだろう?本当の桁違いの金持ちとはこういうことを言うのだろう。

 

しかし先日訪れた江戸の天保長屋(前回ロキ通をご参照)との違いには驚きを隠せない。たった50年足らずの時間の経過でここまで蓄財できる起業家が生まれるとは、、、岩崎弥太郎は土佐藩の浪人階級の出なので、いわゆる名家出身というわけではない。三井や住友とは背景が異なる。当時はきっと新興財閥だったはず。これは近世封建主義から近代資本主義というセンテニアルな時代変革の時だったからこそ起き得た事象なのだろう。門地家柄に関係なく、起業し、才覚と強運で巨万の富と地位を得ることが出来たのは素晴らしいことだと思う。弥太郎も50歳で没することなくもう少し長生きできていれば、きっと社会起業家的な側面も見せていたであろうに。

 

初代当主岩崎弥太郎     3代目岩崎久弥(長男)

 

重文指定の洋館はジョサイア・コンドルという英国人の設計によるもの。氏は鹿鳴館、上野博物館、ニコライ堂といった日本の歴史的な建造物を数多く設計し、多くの著名な門下生を輩出したそうだ。

総論として思ったのは、この邸宅庭園は明らかに世界に向かって開かれているものだということ。貿易立国という国家の新ビジョンの先端をゆく三菱の未来を表現しているかのような。財閥オーナーの成功の証というよりも、三菱を世界に雄飛させるぞ!という気概の象徴的なものを感じたからだ。そういった意味で他の庭園邸宅とは異なっていた。その外観の偉容もさることながら、内部の細かい意匠や細工にも見入るものが随所にあった。建築は総合芸術と言われるが、その得心の行くものであった。ここに住めば生活すること自体が芸術になりそうだ。

 

見よこのディテール!シンプルで華麗な来賓室

 

HP 旧岩崎邸庭園

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