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【 ROCKY通信 】第219回 古代飛鳥路「山の辺の道」その1

 

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いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。

 

皆さんのお役に立てましたら幸いです。


 

【ROCKY通信】第219回 古代飛鳥路「山の辺の道」その1

山の辺の道

 

5月のGWを使いピンポンダッシュさながらではあったが、奈良に行ってきた。中学2年の夏休みの家族旅行以来だ。今回は奈良市周辺の古刹巡りではなく、飛鳥地方の「山の辺の道(やまのべのみち)」という3世紀からあったという日本最古の古道を歩くのが目的だ。総計20キロ歩いて来た。古代日本の古墳や史跡を見物しつつ歩くというもので、巡礼に近い旅だ。それは82歳の母の長年の夢だった。直前に決断した強行軍ではあったが、天候にも恵まれ飛鳥路の春を満喫できた良い旅となった。今回、次回とその話を書きたい。

  

山の辺の道の全行程

 

父が亡くなって少し経った頃だったろうか。夕食後に母がポツリと「山の辺の道」の話をしはじめた。僕には初耳の言葉だったが、なんでも1800年も昔の日本最古の古道で古事記や日本書紀にも出てくるとのこと。40代の頃から集めていた本の切り抜きなどをたくさん出してきて説明してくれた。どうしてそういう話になったのかは覚えていないが、日本の古代史が何よりも好きで今も地元の勉強会に出向いているほどだ。

 

母は積年の思いを訥々と語った。話の内容よりも、母がそのような夢を持っていたことを知って驚いた。しかし、それは彼女の中では過去の夢となっていた。実行は体力的にもう無理だと決め込んでいたからだ。旅好きな夫婦だったのだが、「なんで若い時にお父さんと行かんかったん?」と聞くと、「何となく、、、」との生返事。確かに父はそれほど歴史に興味を持っている人ではなかった。

 

「俺が連れて行っちゃるけん、行ってみんね?」と探りを入れてみるが「もう無理無理」の一点張り。体力に自信が無いようだった。ただ会話の中でまだ行ってみたいという微かな希望が目の奥にチラチラと見えた。僕は何があっても連れて行こうと決心した。それは彼女のバケツリスト※だけでなく、僕のバケツリストの上位に差し込みでランクインすることとなった。

 

山の辺の道

 

 

母が実行を決意するには半年近くかかった。昨秋以降、地元に帰った際に、徒歩で長距離の寺社参りをして体力の自信を持たせたり、電話で話す時に「山の辺の道」の話を持ち出したりして少しずつ機運を醸成した。笑 母は電話口で聞いたこともない古代の○○天皇の話とか藤原××がどうのこうのと楽しそうに語っていた。4月半ばに「お母さん、このGWに行かんね」と切り出した。やっと母の決意が固まった。きっと本人もこれがラストチャンスと思ったのではないだろうか。

 

 

山の辺の道

 

それから僕もネットで下調べをしたり、「山の辺の道」の起点となる桜井市の観光課に問い合わせたりして、にわかながら情報収集をした。「山の辺の道」は、北は天理市、南は桜井市の間を結ぶ15キロの古道で、山裾を縫うようにして歩くルートだ。道中に様々な史跡が点在し、それらを横逸れしつつ歩くので20キロになるという寸法だ。市役所の話やネット情報をまとめると、母の体力でも「どうにかなる」と判断した。

 

大和三山の遠景

 

今回、母の希望通り、桜井市から天理市に向かう南ルートをとることにした。1泊2日の行程を計画した。初日、桜井市には早めに入れたので、電話を通じて親しくなった市の職員さんに会いに行ってみることにした。30代のとても感じの良い職員さんで、資料をくれただけでなく、史跡、ビューポイント、ランチポイント等々を教えてくれた。また市役所の屋上に上げてくれ、「大和三山」を見せてくれた。香具山(かぐやま)・畝傍山(うねびやま)・耳成山(みみなしやま)だ。万葉集にも歌われているそれらの山を遠望し、母のテンションはいやがおうにも上がった。

 

しかし、ここで一つ問題が起きた。天候が予想以上にきつく、ピーカンの強烈な日差しに、30度の気温。さらにひどい黄砂の問題もあり、途上で体力が削られる不安が出てきたのだ。今回の旅の最大の敵は強い日差しと気温だ。大事をとって天理市側の道中でもう1泊することを急遽決めた。初日の夜、居酒屋で早々に夕食を済ませ、翌朝8時の出発に備え10時に就寝した。

 

 

※バケツリスト

死ぬまでにやっておきたいことのリスト。1月のロキ通201号、202号、203号で書いたので、ご興味のおありの方はどうぞ。

 


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