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社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。
皆さんのお役に立てましたら幸いです。
健康うんちチャート
食事中の方がおられたらごめんなさい。でもこれは大事な話。今日は「うんち」と健康にまつわる話を。誰しもINPUTである食物に関する関心は持っている。美味しいものを嫌いな人はいないだろうし、体に良いといわれるものに無関心な人もそういないだろう。しかしOUTPUTである糞尿を嫌悪もしくは忌避する人は多くとも、関心をもっている人は医療関係者でもない限りあまりいないであろう。
僕自身、気にするのは下痢した時と便秘になった時くらいだ。その際にもまじまじとトイレをのぞき込むことはない。チラ見して「今朝はちょっと下してしまったな。アイスの食べすぎじゃね」「やっと出たけど、きっと野菜が足りてないんだな」とか。でも考えてもみてほしい。排泄された不要物とはいえ、自分の体で濾過された食物の残留物であるうんちは、ある意味で自分の生の一部とはいえまいか?
YUWAERUのランチ行列
なぜこんな話をしたかというと、自然食の「YUWAERU」さんが運営するカフェで食事した際に、「健康うんちチャート」(正式名称は知らない!笑)のようなものが置いてあり、つい見入ってしまった。無料だったので、一部持ち帰り自宅トイレの壁に貼った。この店はオーガニック無添加の食事を提供するとともに物販コーナーも併設する店だ。蔵前というユニークな立地にあり、トータルでパンチの利いたコンセプトだ。ニッチ市場だが見事に差別化されており、平日ながら大行列ができていた。
さて、そのうんちチャートだが、パッと見てこれは「黄色いSDGs」だなと思った。うんちの形状、色で縦横にカテゴライズされており、マトリックスの箱は26ある。チャートによるとベストな状態は形状としてはバナナ状もしくは半練り状。色は黄色もしくは薄茶。この形姿であれば、腸内環境が良好で、免疫力が高く、肌つやも良いとのこと。この店は同店のベストセラーの「寝かせ玄米」でその便を実現できるというのがウリとなっている。古来より玄米は健康粗食の代表格であり敬愛する益田鈍翁(三井物産の創始者)の自伝にも「日々玄米食で、これが体に一番いい」と書いてあったよう記憶する。
前々回のロキ通でも書いたが、僕は健康オタクでもなく好きなものを好きなだけ食べてきた。その結果は検診データに如実に表れるのだが、さほど気にしては来なかった。再三再四今は亡き父から言われ続けてきたが、「健康は目的ではなく単なる手段だろう?」と高をくくっていた。しかし還暦を機に、もう少し自分の体を大事にしようと思うに至った。思いのほかまだまだやりたいこと、やるべきことが残っていたからだ。まずはシンプルに「何を食べるか?」「どのように食べるか?」だ。きっとそれらは肉体だけでなく精神に及ぼす影響も大きいのだろうと推察する。それらプラス今回知った“OUTPUT”への配慮もしてゆこうと思う。
正直、今回このテーマを取り上げていいものかどうか少々迷った。読者の皆さんを不快にさせてしまうのではと思ったからだ。しかし本来は不快どころか自分の生の一部なのだから避けては通れない大切な話なのだ。メルマガ購読者の皆さんにもOUTPUTである「うんち」のことも頭の片隅にでも入れて欲しい。健康バロメーターの1つであることは、賢明な皆さんならきっとお分かりのことと思う。そう思うと不思議とトイレに落下する「うんち君」が避けたい他人ではなく、生来の友のように思えてくるから不思議だ。
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