【 ROCKY通信 】第207回 長州S中学校 14歳の「立志式」に立ち合う! | 【公式】社会起業家を育成するソーシャルビジネススクール 社会起業大学

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【 ROCKY通信 】第207回 長州S中学校 14歳の「立志式」に立ち合う!

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社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。

 

皆さんのお役に立てましたら幸いです。


 
 

【 ROCKY通信 】第207回 長州S中学校 14歳の「立志式」に立ち合う!

立志式を終え、元気一杯の長州S中学生

 

先週は長州山口県のS中学の立志式なるもので講演をする機会を頂いた。江戸時代で言えば元服の儀式に当たるものだそうで、いわば旧暦の成人式にも当たるようだ。今回は14歳の中学2年生たちが保護者が見守る中壇上から志を宣言するという。僕の役割はその儀式の後に約1時間で子供達に何か役に立つことを話してくれというもの。人前で話すことは多いのであまり緊張することはないのだが、中学生に話をするのは初めてなので少しばかりプレスはあった。若い彼らに僕の思い、経験談が理解してもらえるだろうか?そもそも彼らの役に立てるだろうか?というのがその理由だ。

学校に到着し、校長先生と少しお話した。生徒たちは「企業」はわかるだろうが、「起業」のことは知らないのでは?とのご見解。社会起業家となればなおさらだ。先生も社会起業家に関してはご存知ない様子だった。それを聞いて、準備した資料は使えないのでは?とその時点では判断された。しかし思い切って僕の経験や考えを伝えるだけ伝え、あとは彼らが何か一つでもヒントを拾ってくれたらそれでいいと腹をくくり会場の体育館へ向かった。

 

今回の話を頂いた時、何を主題にしようか?と考えた。少子高齢化が進む農鉱業をベースとした典型的な地方都市で、そして保守的な土地柄で、中学生に起業論をぶってもピンとこないであろうことだけは想像できた。一生に一度の大切な立志式なので、「夢を持つことの大切さ」を訴えるとともに自分のこれまでの人生経験を事例として語ろうと決めた。

 

現代にも響く吉田松陰の名言

 

校長先生の訓話は、山口県らしく吉田松陰の名言を配布された上で行われた。自分の中学時代でも無かったことなので、はじめは「えっ本当に?」と思った。しかし少し考えるとこれは素晴らしいことだと思うに至った。吉田松陰の魂のこもったメッセージは現代の子供たちにもきっと響くし、大事な郷土愛を育むことにもつながるからだ。

 

さて肝心の立志表明だが、1分間カンペなしで皆んな堂々と志を表明された。大きく分けて2パターンあり、一つは将来の職業の夢を語るもの、もう一つは将来どういう人間になりたいかというもの。それらに補足する形で先生、親御さん、友人に感謝の思いを語るというものだった。少々パターン化されている気もしたが、きっと一生懸命に練習したのだろう。「みんなで語れば怖くない!」で乗り切った印象だった。中には借り物でない自分の言葉で志を明快に語った子もいて、つい引き込まれてしまった。少しだけ工夫すればもうソーシャルミッションにできるレベルだ。

 

ビジネス起業家と社会起業家、どっちが好き?

 

その後の講演は緊張感もほどけたのだろう、本来の生き生きした表情で聞いてくれた。講義中の対話タイムには隣席の子同士で真剣に話し合ってくれたし、僕が発表を求めても自分の意見を正直にのびのびと語ってくれた。こちらも喜びで一杯になった。アイコンタクトを取ってくれる子や表情でレスしてくれる子も多く、とても楽しくかつあっという間の1時間だった。

起業家については僕や校長先生の心配をよそに、ちゃんと理解してくれた。それも社会起業家までも。そして嬉しかったのが、「そのどちらになりたい?それはなぜ?」という質問を投げかけたときのこと。6割くらいが起業家志望だった。そしてその子達の理由がまた振るっていた。まずは自分がしっかり稼いで、その上で社会課題に挑み社会貢献をしたいと。アッパレ!完全に一本取られてしまった。講義後の質問コーナーでもたくさんの子が挙手してくれ、僕ともしっかり対話した。

 

さて、今回のイベントを終えての感想を。世間で言われているほど14歳の若者たちはヤワじゃない。しっかり自分や家族、社会のことを考えている。少なくとも僕が同い年の時よりも。そして夢だって持っている。素晴らしい!大人である我々は変に型にはめようとしたり、自分たちの価値観を押し付けないほうがいい。彼らの個性を生かし、伸ばす手伝いをしてあげれば、大いに成長できるイメージが湧いた。次の日本、いや世界を創るのは彼ら一人一人なのだ。

 

「人生で一番つらかった経験は何ですか?」と生徒に聞かれて


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