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【 ROCKY通信 】第184回 初体験 鮎の友釣り 2023盛夏

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社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。

 

皆さんのお役に立てましたら幸いです。


 
 

【 ROCKY通信 】第184回 初体験 鮎の友釣り 2023盛夏

高津川水系の匹見川

 

今夏、初めて鮎の友釣りにトライしてみた。中国山地の深山幽谷、島根県は高津川水系の匹見川。ここ数年友釣りにハマっている友人Kが案内してくれた。週末の朝、急遽決まったプラン。ピリカン照りで気温は35度を超える猛暑だった。ほんの3時間だったが、清流に立ち込み鮎に遊んでもらった至福の時間だった。

これまでフライフィッシングが一番面白くかつエキサイティングな釣り方だと思っていたが、友釣りには全く異なる楽しさがあった。それは鮎と共に遊ぶという未経験の感覚。囮にされた鮎はいい迷惑だろうが、囮鮎とはなぜか友情に近いものを感じた。釣ること自体よりも、囮鮎との対話が楽しかった。きっとハンターが猟犬に感じる気持ちもきっとこんな感じなんだろうな。

 

上が囮鮎、下が釣れた鮎

 

鮎は華麗な見た目と違い、実は攻撃的な魚だ。普段は岩にくっついている藻を食べている草食の優しいヤツなのだが、縄張りを持っており、そこへの侵入者はアッタクして追い出す習性がある。その習性を利用して、囮鮎を泳がせあえて縄張りに侵入させ、アタックしてきた鮎が針に掛かるという寸法だ。

まずは、地元の漁協で囮となる小鮎を2匹購入。1匹600円。その日は現地には友釣り師が多く集まっていた。車を見ると、県外ナンバーが多い。山口、広島、岡山、そして兵庫までも。僕らは人の少ない支流に入った。まずは囮鮎をミニ水槽から出して鼻の穴に丸カンを掛け、下腹に返しのない針をすっと通す。そしてその針の先にもう1本の掛け針をセット。実にシンプルな仕掛けで少し拍子抜けした。竿は何と長尺の8メートル。こんな竿は扱ったことがない。特殊カーボンでとても軽いのだが、聞くと30万もするそうだ。

 

友釣り師 K

 

まずはKが川に入ってお手本を見せてくれた。水深は50センチくらいの浅場であった。慣れた手つきで竿を操り、ひょいと釣り上げてゆく。そして釣りたての元気な鮎と囮鮎のバトンタッチだ。囮の生きの良さが友釣りには大事なのだ。すっと囮鮎を手元に寄せて釣れたての元気な鮎と付け替える。何だかサッカーで選手交代しているシーンを思い出した。

 

清流の女王 鮎

 

そして僕も初挑戦させてもらった。やってみて分かったのは、鮎くんには極力自由に自然に泳がせることがポイントだということ。でも狙ったポイントに鮎を泳がせたいので、違った方向に泳ぎ始めた時は竿を使って軌道修正をせねばならない。ワガママな鮎くんは、イヤイヤをして抵抗する。そして疲れてくると、動きが鈍くなり最後はじっとしてしまう。その辺りが何とも愛らしいのだ。幸運にも数匹釣れたが、釣れたこと以上に囮役をしてくれた鮎くんとの対話が楽しかった。気がつくと鮎を泳がせながら話しかけていた。

鮎からの返事はないが、動きで気持ちを伝えてくれる。時間とともに不思議な友情を感じるようになった。

気づくと6時になっており、晴れていた空には雨雲が。急いで納竿してKと帰途についた。友釣りの初体験はとても楽しいものだった。友釣りの友は、たぶん囮鮎と水中の自然鮎の関係を指しているのだろう。でも自分には鮎と人間との関係に感じられてしまった。まさに友情だ。それが喜ばしかった。

 

盛夏の美女軍団


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