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【 ROCKY通信 】第182回 麻布十番祭り 27/8/2023

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いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。

 

皆さんのお役に立てましたら幸いです。


 
 

【 ROCKY通信 】第182回 麻布十番祭り 27/8/2023

 

麻布十番祭に初めて行ってみた。以前から2日間で40万人以上が参加する祭りと聞いていて気にはなっていた。商社時代にもよくウロついたし、前職のBAGEL時代に近くに出店していてよく知るエリアだったこともあり。なぜあの商店街がそんなにブレークしているのか?不思議だった。その好奇心。しかも今年は4年ぶりだというではないか。何かを期待したわけではないが、超都心で行われる夏祭りに初トライしてみた。

 

麻布ライオット!

 

到着するといきなりの“ライオット!”

商店街はライオットストリートと化していた。

たぶん人生で一番の「人密」状況。訪問者、運営者、警察がごった返し。京都の祇園祭や博多の山笠、青森のねぷた以上だった。とにかく人が前に進めないのだ。商店会と警察は2方向通行(行きと帰り)で動きをコントロールしようとしていたが、全くの無意味。

 

ビジネス目線で、諸々観察してみた。祭りのコンセプトは「オトナのグルメ屋台」と思った。まさにフォーカス戦略、差別化戦略だ。値段は少々するが、自分の知っているこれまでの屋台とは商品のレベルが違った。今後は祭といえども、マーケティング視点で差別化しないと集客は覚束ない。この祭は集客半径が大きい。おそらく首都圏だろう。都心の地の利を生かしたブランドの祭だ。出店は200軒の地元商店街からと50軒の部外のミックスだそうだ。

また訪問者の客層を観察してみた。目測では4割が20代のヤングのグループ。多くが男女グループで繰り出してきて盛り上がっている感じ。3割がヤングカップル。ペア浴衣でとても微笑ましい感じ。2割がファミリー。それもヤングファミリー。30代くらいの夫婦と未就学児や小学生低学年の子供連れで、テンション上がっているキッズと共にエンジョイしている感じ。最後1割がインバウンド系外国人。ミニ扇風機を片手に、写真撮影に熱が入っていた。このダイバーシティ感がまたライオット感に彩りを加えている。

 

 

イベントステージの歌唱ショー

ブランド屋台 豆源

 

祭自体は、商店街の人々による屋台とイベントステージでの演出で、それ以外には特に目玉は無かった。ただ、飲食屋台は、地元商店街の有名な老舗が出店しているのが通常のお祭りとは異なり、この祭りにブランド性を加え、参加目的担っているようだ。実際それらの屋台には人だかりが半端なく、これがまた進行の楽しい妨げとなっていた。浪速屋(たい焼き)、紀文堂(ワッフル)、豆源(豆菓子)、永坂更科(蕎麦)、富麗花(中華)etc.

 

 

帰途、そもそも祭りとは何だろう?と考えてみた。世界中には実に色々な祭りがある。目的も様々だ。祝祭なので信仰に基づくものも多い。だが、共通なのは日常からの解放ではないか。人種年齢を問わず、皆んな日々を懸命に生きている。そんな庶民を神様が年に1度だけ世の憂さを忘れなさい、一瞬、私(神)のことも忘れてしまうくらいに解放していいんだよ、と言われている気がする。あと人が大勢集うだけでもそこにはエネルギーが生まれ、元気になれるしリセットにもなる。

 

大人だけでなく、子供だってそうだ。祭りの時はタガを外せる、年に1度の大事な機会。そういえばなぜか有名な祭りは大体年1回だな。きっとそれぐらいがちょうど良い塩梅なのだろう。年2回だったら、こうは盛り上がらないはず。クリスマスや誕生日といったイベント同様に、その日が来るのを指折り数えるのもまた楽しい。そして祭りの後の寂寞感。それもまた味わい深い。

 

さて、話は変わるが死ぬまでに参加したいと思っている祭りがある。スペインはパンプロナの「サン・フェルミン」。通称牛追い祭り。ヘミングウェイの「陽はまた昇る」を高校時代に読んで以来の夢だ。元来カトリックの祭りなのだが、旧市街の石畳の路地に猛牛を放ち、それを勇敢な(大馬鹿な!)男たちと走り抜くというもの。毎年死者が出るというエキサイティングな祭りだ。大馬鹿な自分も、是非これに参加して、走りたい!命がけほど楽しいことはない。笑

 

サン・フェルミン(牛追い祭り)


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