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【 ROCKY通信 】第163回 “QUEEN”というソーシャルビジネス

メールマガジンご購読者の皆様
 

いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、皆さんが、人生の転機を逃さず、新たな人生目標を定め、社会貢献ビジネスを創業していくヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。

 

皆さんのお役に立てましたら幸いです。


 
 

【 ROCKY通信 】第163回 “QUEEN”というソーシャルビジネス

QUEEN 1970年代

 

英国を代表するロックバンド“QUEEN”の知性、ブライアン・メイが言った。「QUEENはロックで社会貢献してきたバンドだ。これからもそうあり続ける」と。QUEENというバンド自体がロックという手段を使い人生に苦難する人々を救済するバンドというミッションそのものなのだ。ジャンルを問わず音楽もビジネスの一種と捉えれば、これもソーシャルビジネスと言えるだろう。

 

45年前になるが、QUEENは中学校時代の僕にロックの原点をくれたバンドの1つだった。美しいメロディ、深い歌詞をロックのビートが支える。音楽が産業化しつつあった当時、芸術性の高い楽曲を書いていた。その頃の日本では彼らのビジュアルが女性ファンを湧かせていたが、エンターテイナーとしての彼らには僕はあまり興味がなかった。クラシカルな楽曲が多く、とても入っていきやすかった。小学校時代はずっとクラシック音楽を聴いていたので、フレディの楽曲のクラシックな要素がわかり易かったんだと思う。

 

3年前に彼らの映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒットした。QUEENのデビュー時から知っている第1世代、やや下だけど全盛期をライブで知っている僕ら第2世代、さらにその下のQUEENが方向チェンジしてからの第3世代の歓喜を誘い、そしてそれに続いて生前のフレディを知らない第4世代があの映画によって生まれた。それだけQUEENには時代を超えた普遍的な魅力があるということだ。

 

 

フレディ・マーキュリー 1980年代 

 

フロントマンのフレディは逝ってしまったが、今も彼のカリスマは失われていない。自由、名声と引き換えに全てを失った人、そして最期に全てを得た人。彼ほど複雑でナイーブな人はそうはいないと思う。だけどその内面を正直に曝け出す。オーディエンスにステージ上から真摯に裸で問いかける。それがファンに伝わるのだ。ロックの大きな魅力は、歌詞で真実を語りかける事だ。文学やアート以上に直接的な真実の表現手段だ。

かつてロックを愛する理由を語っていた時に「真実を語ることの何がいいの?」と僕に問いかけてきた人がいた。真実は真理とは異なる。真実は個人の範疇だ。それに共鳴する人がいればいるほど真理に近づくが。だから真実を語ることは自らの生の証明であり、存在の主張でもあるのだ。

 

 

QUEEN初のライブアルバム “Live Killers”

 

QUEENの好きな曲はキリがないほどある。好きなアルバムも数多いが、“Live Killers”という1979年のライブアルバムをいまだによく聴く。僕が高1の時のリリースだ。最もQUEENがノッていた時のアルバムだけにマジでロックしている。やっぱどんなバンドもライブが好きだ。それはコミュニケーションが成立するからだ。ロックは結論、コミュニケーションなのだ。「俺はこう思う、君はどう思う?」とかつてディランが言ったように。たとえいくつになろうが、曲をかけた瞬間に僕の魂はそのライブ会場に飛ぶ。

 

 

Spread your wings

歌詞・プロモーションビデオ

 

 

たった今も聴いているが、この中にある“39”は常に心を軽くポジティブなものにしてくれる。今ちょうどかかかっているが、うーんやっぱいいな。そして“Spread your wings”はかつて僕を深い心の闇から救ってくれた名曲だ。この曲との出会いは僕の貴重な人生イベントの一つだった。“Spread your wings and fly away”という箇所と“That’s because you‘re a free man”という箇所が同期して強い勇気をもらえる。

 

どんなビジネスであろうと、利他の思いがベースにある限りソーシャルビジネスであり得るのだ。一部には厳格な定義もあるようだが、自分の信念で他者の役に立ちたいと心から思ってビジネスしているなら、それは立派なソーシャルビジネスなのだ。

 

“ROCK‘N’ROLL!”

 

PS

弟が30歳で亡くなった時、彼のアパートに遺品整理に行った。その中にからQUEENのファーストアルバムが出てきた。そのアルバムの中の有名でない曲“Doing all right”を弟が好んで聴いていたことを知り、号泣してしまった。この珠玉の一曲は、僕もこよなく愛していた曲だったから。


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