メールマガジンご購読者の皆様
いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
このROCKY通信では、僕が社会起業家の育成・支援に携わっている中での経験や僕自身の人生での学びや考えをシェアさせていただいています。
皆様の起業のお役に立てられましたら幸いです。
未来に向かってJUMP!
「月に手を伸ばせ!たとえ出来なくても」
敬愛する70‘s パンクを代表する“The Clash”の故Joe Strummerが言った。
僕なりの解釈は、「出来ないと勝手に決めつけるなよ、やってみないと分からないじゃないか」、「描いた理想、夢、目標、そしてミッションに立ち向かえ!」と。「そのプロセスこそが君たちが気づいていない真の幸福なんだ!」と。
すでに「未来志向」を実践している人はそのまま前進!
逆にどうしても足踏み状態、もしくは長いトンネル状態から抜けられていない人は、この年始を”CHANGE”のキッカケにしよう!
人はどうしても過去の呪縛から逃れられずに苦しむ。特に挫折に起因する場合は(逆に栄光の呪縛もあるけれど!)。特に日本人の特性でもある自己肯定感の低さは、挫折と紐付き根深くアンカーを下ろす。「どうせ俺なんか」「私なんて」から始まり、怖いのはそこに安住してしまう危険すらあることだ。
安住こそしなかったが、僕も大きな挫折は経験してきた。脱出に時間は掛かったが、そこから脱出させてくれたのはいつも「未来志向」だった。過去の出来事に引きずられ苦しみながらも、内省する中で小さなエゴや虚栄心から離れるところから自分のなすべきことが見えてきた。社起大でいうソーシャルミッションだ。純粋な自分とも言える。そのお陰で這い上がることが出来た。実行した脱出のプロセスは以下内容だ。
1.新たな自己イメージを固める(大抵の場合その種子は自らに内在している)
2.辛い過去の出来事は一旦脇に置く
3.新たな自己イメージに到達する為の方法と時間を決める(その際新たな道具を調達するよりも、すでに自分に「あるもの」を使う)
4.脇目もふらず、集中してその達成に取り組む
5.その目標が達成されてゆくプロセスで、触れたく無いと思っていた過去のマイナス遺産群が触媒反応のようにプラス化されてゆく。過去は変えられないというが、新たな自己イメージが過去の負の遺産群が未来のゴールを達成するための道具として生かされるのだ。つまり過去の事実は不変だが、新たな未来を描くことで、その意味付けが変えられるのだ
6.気がつけば、その負の遺産群が新たなゴール達成のための貴重な駒となり、ゴールへとつながる一本の筋道を形成してゆく。これが“My Way”ということだ。
クドいが、過去は自ら描いた未来によって変えられるということだ。子供時代の辛い出来事、受験における失敗、スポーツでの挫折、恋愛・結婚の失敗、子育ての失敗、会社での挫折、起業の失敗。。。 そういったあらゆる負の遺産群が「未来志向」でプラスの財産、道具となって新たな意味を持ち始めるのだ。
ただここで言いたいのは一般でいう楽観思考・ポジティブシンキングつまり単に安易に自分に都合の良い解釈をしようということではない。上記1の新たな自己イメージというのは、よく啓発文脈で言われる「なりたい自分」とは異なり、他者や社会に役立てる自分という要素が大きい。
一連のプロセスは社起大では「ソーシャルミッションの言語化」というプログラムとなっている。多くの生徒たちが、それが出来ただけでも表情が豹変し、内部からエネルギーが湧き出て別人のように行動的になるのを何度も見て来た。
ポストコロナを目前に控え、この新年スタートのタイミングを活用し、是非とも「未来志向」のイメージを描こう!人生は短いのだから!