【 ROCKY通信 】第126回 「福の山ソーシャルビジネスセミナー2022」 福山ってご存知ですか? | 【公式】社会起業家を育成するソーシャルビジネススクール 社会起業大学

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【 ROCKY通信 】第126回 「福の山ソーシャルビジネスセミナー2022」 福山ってご存知ですか?

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いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、僕が社会起業家の育成・支援に携わっている中での経験や僕自身の人生での学びや考えをシェアさせていただいています。
皆様の起業のお役に立てられましたら幸いです。
 
 

【 ROCKY通信 】第126回 「福の山ソーシャルビジネスセミナー2022」 福山ってご存知ですか?

開城400年 福山城の天守閣

 

福山市、福山青年会議所さんのお招きで7月に3日間の連続講義をさせていただいた。「福の山ソーシャルビジネスセミナー2022」という社会起業家育成のプログラムだ。

 

福山の週末夜市

 

福山、、、最初にその名前を覚えたのは中学生の時か。ミュージシャンの世良公則さんが、福山出身と近代映画という芸能誌の巻頭で紹介されていたもの。確か芦田川畔を散歩している写真が載っていた。

もう一つは高校球児によるもの。1970年代後半の当時、広島に崇徳学園という野球の強豪校があり、そこの黒田というピッチャーが大好きだった。甲子園優勝も果たしたエースなのに、黒田は広島カープに行かず日本鋼管福山という社会人チームに入団した。そのショックで決定的に地名を覚えた。

そして次は高3を終える頃だ。「転校生」という映画を観て大いに感動したのだが、その舞台が尾道と福山だったのだ。福山城内でのロケシーンもあり、福山の記憶は確たるものとなった。その城が今年で開城400年を迎えるそうだ。新幹線の駅に隣接した珍しい城で、築城した水野勝成は今も市民から尊敬されている。

最終講義の前夜、青年会議所の方々が夜市を案内してくれた。商店街や歩行者天国には提灯が灯り、夜店が立ち並び、家族やカップル、若者たちでほっこり賑わう風景を目にした。何かとても懐かしい空気感。昭和とシンクロして幻想的ですらあった。街からは人々の優しさが伝わってきた。

 

前置きが長くなったが、初回、「福の山ソーシャルビジネスセミナー2022」の会場入りし、その感は強まった。皆さんフレンドリーながらも自分軸はしっかりと持たれ、「どうにかしてこの愛する福山を変えたい、より良くしたい」という気持ちが伝わってきた。年齢は18歳くらいから60代の方まで、経歴も多様多彩。僕の好きなパターンだ。

期待通り、初回の講義から議論は白熱した。各自が自分のやりたいことを主張し、チームメイトはそれをちゃんと傾聴している。そしてまたそれが相互作用を生み、さらなる議論を誘発する。ここでいう議論とは角張った、敵対的なぶつかり合いではない。むしろ真逆だ。皆さんクラスを終え教室を後にされる時の表情が清々しい。きっとこういう「場」を皆さんずっと待っておられたのだろう。

 

授業風景

 

2回目の講義も、初回以上に白熱し、参加者同士の心理的な距離感はさらに狭まった様子。自らの弁を語ることで、自然に頭中胸中が整理される。そうしなければ言語化されないからだ。また、聞く方もそこから学びをもらえる。フィードバックをする際にはやはり言語化する必要があるので自分の中での整理が必要となるからだ。そして傾聴やフィードバックそのものが実は自分のプラン構築のヒントに直結しているのだ。

実際、今回「福山城開城400年特別賞」を受賞された方は、それを語られた。「建築士として空き家問題の解決をずっと考えてきたが、その答えがグループディスカッションの傾聴で得られた」と。たまたまその日の同グループ内に就労支援をテーマにされている方々がおられ、傾聴しているうちに「空き家問題を根本解決するには就労支援とセットでなければならない」と気づかれたそうだ。

 

最終講義の後の記念撮影

 

地域を良くしようと真剣に考えている人財が地方にも多く埋もれている。最後にTHE CLASHの故ジョーストラマーの名言“DO IT YOURSELF“を音楽とともに皆さんに贈った。

「PUNKとは姿勢であり、単なる音楽スタイルではない。自分で考え、そして行動するのがPUNKだ!」と。

 

ヒップバーとして蘇った70年代のダンスホール

 

最終回のクラスの後、会場の市役所から近くのユニークなバーで懇親会が開かれた。70年代風の、僕の世代にはなんともノスタルジックな空間。長いこと放置されていたダンスホールを改装し、新しい形で再生したそうだ。若い世代にはこの感覚がきっと面白いんだろうなと思いつつラム酒を楽しませていただいた。

 

福山はいい街だ。そこには良い人々が棲み、集い、優しさがあった。

皆さん1ヶ月間どうもお疲れ様でした。

 

福山駅アームレスリング大会

 

番外編

アームレスリングを初めてやった。

ホテルに帰るべく青年会議所の皆さんとそぞろ歩きしていると駅前でアームレスリングをやっていた。TV局も来ていた。誰でも飛び込み参加できる土曜夜のイベント。僕はいきなりチャンピオンの方に挑戦した。60代とおしゃっていたが、強かった。丸太のような腕で遊ばれてしまった。でもやはり福山の人は優しい。最後にいい言葉をかけてくれた。「勝ち負けは関係ないんじゃ。初対面でもこうやって一緒に楽しむのがええんじゃ」と。


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