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【ROCKY通信 】第108回 名桜6選のご紹介 

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いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、僕が社会起業家の育成・支援に携わっている中での経験や僕自身の人生での学びや考えをシェアさせていただいています。
皆様の起業のお役に立てられましたら幸いです。
 
 

【 ROCKY通信 】第108回 名桜6選のご紹介

年に1度この時期だけの桜志野酒杯

 
いま世は乱世ではあるが、それでも春が来ると気分が高揚してくる。それは桜が咲くからだ。今週末は7分咲だったが近所の桜で楽しんだ。桜は満開が有り難がられるが、蕾→3分咲き→7分咲→満開→葉桜と、ワインではないがそのプロセスを味わえるのもまた桜の楽しみだ。「しき嶋の やまとごころを人とわば 朝日ににおう 山ざくら花」この句は江戸の国学者本居宣長のものだ。この方も相当な桜好きだったことがよく分かる。どんな桜も美しいが、僕も40代の前半に日本中の桜の名木を観て回った時期がある。年によって満開の時期が異なるので、地元の市役所に何度も電話したり宿を取り直したり準備も大変だった。「弘前城の桜」、「盛岡の石割桜」、「三春の瀧桜」、「高遠の血染め桜」、「根尾の薄墨桜」、そして付録に地元の「代々木の桜」。今日は印象深かった桜の一部を駆け足でご紹介したい。

 

弘前城の桜/樹齢140年

弘前城の桜

 
以前していた仕事で青森に縁があったので、幸いにも行くことが出来た。寒い地方なので確かGW前あたりだったのではと思う。城址内外に桜が溢れかえるのだが、城のお堀に向かって咲き乱れる桜はうまく周囲と調和してとても品も良く景観として見事だった。そして散った桜が堀の水面を覆い尽くすピンクの絨毯も有名だ。城自体は思っていたよりも大きなものでは無かったが、弘前城址の桜は噂に違わぬ華麗なものであった。

 

盛岡の石割桜/樹齢400年

盛岡の石割桜

 
盛岡駅からタクシーで行ったのだが、正直桜自体は期待していたほどのものでは無かった。時期が数日遅れたのも理由だ。しかしたった一本の桜の木によりブチ割れた岩には雄々しい力強さを感じた。桜の木とセットで見るとまた違った感想となり、自然のアートとも言える名所と感じた次第だ。

 

三春の瀧桜/樹齢1000年

三春の瀧桜

 
福島県の中通りと呼ばれる県央にある1本名木。すり鉢状になった地形の底に生えている大きな桜。ベストシーズンだったこともあり、まるでローマのコロッセオの客席から桜を見るような感じで人々が弁当を広げたり酒盛りしたりで大いに賑わっていた。形は美しく名前の通り滝のように流れる桜だ。どこか長閑な印象で、昔から農作業中の人々に愛でられてきたのだろうなと感じた。

 

高遠の血染め桜/樹齢100年

高遠の血染め桜

 
何とも恐ろしい名前だが、長野県の高遠城址にある桜の群生でまだ樹々も若く勢いと力強さがあった。武田家と織田家の壮絶な戦い血染めの桜という由来らしいが、気のせいか赤が強い桜のように感じられた。中央・南アルプスを遠景に抱き清澄な空気、そして魅力的な蕎麦屋もあり、またいつか来てみたいと思った。力強さで言えば、今回の桜の中では一番だ。

 

根尾の薄墨桜/樹齢1500年

根尾の薄墨桜

 
今回紹介する桜の中では最も好きなもので3度も行ってしまった。飛鳥時代生まれと言われる見事なる一本桜で、何度も死期を乗り越え延命されてきた長寿の桜だ。名古屋から大垣に出てそこから樽見鉄道という私鉄に乗り換えて行く不便な山里の谷。だが一度見たらまた呼ばれるかのように行ってしまう魅力いや魔力がある。名前の由来は散り際にピンクが薄墨色に変わると言われている。確かに言われてみればそのような気がする。枝という枝に添え木がしてあるのが、おじいさんが杖をついているようでもあり、愛おしい。ここで薄墨桜を愛でながら志野盃で呑んだ三千盛が忘れられない。

 

代々木の桜/樹齢450年

代々木の桜

 
この桜を紹介したのは、皆さんのご近所にもそれぞれ桜の名所があり、毎年この時期になると散歩がてら立ち寄る場所がおありなのだろうなと想像しつつ、近所の桜をご紹介する次第だ。実はこの桜が好きでこの界隈に引っ越してきた理由の1つだった。桜のある土地は元々立派な寺だったそうで、そこに鎮座する桜は区指定の名木であり、ご近所のちょっとした自慢だ。静かな住宅街なので毎年そっと咲いてそっと散ってゆく。ただ道路越しに生えているので、毎年枝を落とされるのが可哀相でならない。今夜がピークのようで、最後の力を振り絞って幹から枝先の花まで漲っている感じが伝わってくる。じいちゃん、また来年ね!


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