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社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
このROCKY通信では、僕が社会起業家の育成・支援に携わっている中での経験や僕自身の人生での学びや考えをシェアさせていただいています。
皆様の起業のお役に立てられましたら幸いです。
最近、同世代のビジネスピープルが心なしか元気がない。古くは学生時代の仲間、以前の仕事仲間、そして今お付き合いのある多くの人々から覇気を感じられない。精彩が無くなっている。もちろん同世代として理解は出来る。人生の大きな転機であり、初めて人生の終着点を意識する時期なのだから当たり前だ。
50代を迎えるにあたり、キャリアの筋道は違えど多くの同輩と同じく僕も煩悶した。皆さんは会社と一心同体だったはずが、環境の変化、世の中の流れ、システム(法や制度も含む)といったものが変わった。会社は会社で生き残らねばならないので、あなたはあなたで自分で頑張って下さいねという流れになった。いきなり“We”から“I”への転換を迫られている。心身を委ねていれば一定のライフギャランティーがあったものがなくなった。
自分の場合は、他者に評価や人事を決められるのが嫌だったのもあり、起業した。偶然に依拠する人の縁に自分の人生を委ねるくらいなら、結果もセットで自分の価値観、やり方で生きて行こうと。定年を迎えると、基本は1人となる。集団での意思決定、集団での行動、集団での結果シェアといった「集団的なもの」が一切なくなる。あるのは「個」。自分で決めて自分で生きてゆく。組織軸、他人軸は無くなり正に自分軸、自己ミッション、自己決断、自己責任だ。
それを50代から徐々に準備しないと、家庭やコミュニティで組織軸のままで生きることとなり大変なことになる。これはとんでもない傍迷惑だ。仕事もないと、ひょっとするとアイデンティティが崩壊するかもしれない。自分を役立てる「居場所」がいきなり無くなり必要とされなくなる危機=社会からの断絶、が起こり得るわけだから。それを避け、善処するためにもセカンドキャリアを探す前に、もう一度自分軸つまり自己ミッションの再確認、再定義をすることから始めることが大切だ。それができれば、心の奥底から湧き出る「自信」、「生きがい」そして「幸福感」が生まれてくる。その基本たる自己OSをメンテし、バージョンアップした上でアプリとなる仕事、やるべきことを整理選択しよう!ゴールは“MY WAY”のストーリー化だ。ベテラン講師が皆様の100年人生に耐えうる基礎工事をサポートさせて頂きます。
ご参考に、今回のメルマガに関連する掲載記事(拙筆)と一連の映画群を紹介してみましたのでお時間あれば是非!
▼拙筆記事:THE 21オンライン
「成功しても満たされなかった人が、50代で気づいた「本当にやりたかったこと」」
生きる(映画情報)
主人公の深い心理描写 ★★★★★
学校Ⅲ(映画情報)
学びもシニアの選択肢 ★★★★
最高の人生の見つけ方(映画情報)
人生における真の幸福とは ★★★★
マイ・インターン(映画情報)
シニアの役割について再考 ★★★
終わった人(映画情報)
リアルなストーリーにドキッ ★★★