メールマガジンご購読者の皆様
こんにちは!
社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)、通称Rocky(ロッキー)です!
このメールラジオ「起業相談“Hi Rocky!”」は、皆からの人生、仕事、起業、ビジネスに関する色んな相談に、俺の体験談も踏まえてフランクにちょっぴりラフに、ラジオDJがリスナーからの質問に答える感じで配信してるんで、ぜひ楽しみながら読んでもらえたら喜び〜 君の質問・相談も待ってるぜ〜!
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“Hi Rocky!”
私は来年には起業したいと思っていますが、資金集めに不安があります。
Rockyは起業前の手元資金は30万円だったとセミナーで聞いたんですけど、
どうやって起業資金を集められたんですか?
(40代女性)
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確かに、アメリカから帰ってきて手持ち資金は30万だったけど、
アパート借りて全部すっ飛んでしまったよ。
敷金、礼金、仲介料だってね。笑
バイトで食いつなぎながら事業計画書を書いたんだけど、貯金なんてする余裕は無し!
最初は銀行に計画書を持って融資の依頼をして回ったんだが、担保を求められた。そんなものは無い。
この計画書と僕自身で判断してください!と食い下がってはみたものの、
「悪いね、林さんの本気は伝わってきたし能力もわかったけど、ごめん。
うちには事業計画を判断できるような力はありません」
と箸にも棒にもかからない。この時点で銀行は選択肢から外した。
ベンチャーキャピタルも回ったが、ほぼ同様の反応。
銀行よりまだ本音を話してくれたが、彼ら自体も当時はまだベンチャーキャピタルの勃興期で
出資判断の基軸は持ち合わせていなかった。
いつも言われたのが
「君の能力には期待したいが、なぜベーグルなの?
ゼロ市場を狙うんでなく、すでに大きな市場のあるところを狙って、
そこで差別化してパイを切り取ればいい」と。
例えばカレーやラーメンとか?と。
冗談じゃない、それなら俺以外の奴がやればいい。
「起業家というのは新しい市場を創るもんだ」という矜持を持っていた。
飢えた狼、魂は売らずってか?笑
ではどうしたか?
まずは親友やコーネル留学時代の友人に出資を仰いだ。
俺のことを信用してくれていたのか、気持ちよく10人が出資してくれた。
自分の出し分は両親から借金した。借用書もちゃんと書いてね。
それを呼び水にしてやろうと思ったのもある。
実は出資を受けた後に複数の投資家から、林君は良い友達がたくさん応援している。
彼らも最終的に出資判断の一因だったんだよ、と言われた。
でも決定打になったのは、カフェの軒先を借りてのテストマーケティングだった。
本来ならベーグルには不向きなロケーションで3ヶ月も行列が作れた。
前妻と店に泊まり込みで働いた。ここが人生の勝負所と思ったから、何の苦にもならなかった。
その覚悟を見てくれた多くのプロ投資家たちが出資してくれ、初期の財務基盤が作れたんだ。
ちょっと長くなったが、参考になってくれたかな?
俺はそう思う
君はどう思う?
HiRocky