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こんにちは!
社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)、通称Rocky(ロッキー)です!
このメールラジオ「起業相談“Hi Rocky!”」は、皆からの人生、仕事、起業、ビジネスに関する色んな相談に、俺の体験談も踏まえてフランクにちょっぴりラフに、ラジオDJがリスナーからの質問に答える感じで配信してるんで、ぜひ楽しみながら読んでもらえたら喜び〜 君の質問・相談も待ってるぜ〜!
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“Hi Rocky!”
これまで勤務医だったんですが退職して、今本当にやりたいと思えることで起業準備を進めてます。が、なかなか起業する覚悟を持ち切れていません、、、
もっとハングリーさが必要だとは思ってるんですけど、どうやったら持てるもんなんでしょうか?
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このリスナーは、「起業家はハングリーでなければならない症候群」に陥っているようだね。
ジョブスがスタンフォードの卒業式辞で”Stay hungry, stay foolish“と言ったのは今や伝説となっているが、そのせいかは分からないが、hungryという言葉は昔よりもポジティブでカッコよくなった印象だ。
起業の際に求められるhungryさというのは、一般的な解釈である経済的な欠乏、地位や名誉、称号への渇望・執着といったものとは少し違う。古い世代のハングリーさとはそういうものを意味していたが、満たされた昨今の日本ではそういう人は少ない。スタート時点で欠乏感、渇望感が必要とされるのがハングリーなら、それが満たされたらその人は満足。それ以上の成長は無くなんだよ。大事なのは、どれだけ自分のソーシャルミッションの実現に対して本気なのか?覚悟があるのか?ということ。ジョブスがこの言を引用した“Whole Earth Catalog”の最終刊ということからしてそういうことだと思う。
君は第一線の医師として活躍されてきたわけだ。素晴らしいよ。医師という仕事は究極のソーシャルビジネスたりうるわけだし。でもその話と新分野での起業とは切り離して考えた方がいい。キャリアという点ではね。心機一転の覚悟でジャンプしよう!覚悟という言葉は、そのミッションの実現に向けてお金や時間、名誉といったものを犠牲にすることも厭わない肚の括りがあるか?という話だ。それ無くして成功を得ようというのは虫のいい話だ。
ただ矛盾するようだが、最悪の場合を事前に想定し、××の状態になったらこの事業から撤退するというラインだけ決めておいたらいいよ。そうすることで先行きの不安からも解放され、心置き無くチャレンジできるから。逆の意味での保険だね。
俺もそうした。起業前に、出資してくれた企業と最初にそのラインを決め文書として残しサインした。不思議なもんでそれを書き残した時、肚の奥底からエネルギーが湧き出たぜ。あとはやってみなけりゃ分からない。根拠なんてなくていいから、俺はイケると自己信頼するのさ。最初から成功すると分かってんなら皆んな起業するさ。笑 どうなるか分からないから本気になれるんだよ。真剣勝負できるんだよ。そもそも人生自体がそんなもんじゃないか?
俺はそう思う
君はどう思う?
HiRocky