こんにちは。
社会起業大学 教務部長の瀬田川です。
このブログでは、「キャリアアクシス」というテーマで
つまり皆さんが自分らしいキャリアを歩むにための基軸(アクシス)を築く、
ヒントになるような情報を提供してまいります。
自分のキャリアアクシスがハッキリしている方も、まだ見つけられていない方も、見直して頂くための、あるいは、見つけて頂くためのヒントになる情報や考え方をお伝えしていきたいと思います。
ところでみなさん
4連休はいかがお過ごしですか?
本来であれば
今頃東京はオリンピックで盛り上がっていたかと思うと、
何だか不思議で感慨深い気分になりますね。
でも、人生においてはこうして
期待していたことが起こらないということもよくあります。
例えば私などは、
小さい頃は今の年では結婚して子どもがいることを漠然と想像していましたが独身ですし、新卒で入った会社は長く務めるつもりでしたが、会社がなくなってしまいました。
みなさんは、
そういった期待していたことが起こらなかったこと、ありませんか?
全米キャリア開発協会の会長も務めたナンシー・K・シュロスバーグは、
人生は、予期せぬことが起こること(イベント)と、期待していたことが起こらないこと(ノンイベント)を含めた「転機」の連続であると捉えました。
つまり、人生とは転機と向き合うことそのものであると捉えたんですね。
そしてシュロスバーグは。
転機と向き合うために4つのSを点検しよう!
と言っています。簡単にご紹介しますね。
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【 転機と向き合うために点検する4つのS 】
1. 状況(Situation)
まずは今迎えている転機を少し冷静に評価してみます。
転機の原因は?どのくらい続く?過去に似たような経験は?と色々な視点で転機を分析していきます。
2. 自分自身(Self)
今度は自分自身を点検します。
自分にこの転機に対応するスキルはないか?自分にとって大事なこととは?この転機が自分にもたらす意味は?といったような問いを投げかけてみます。
3. 支援(Supports)
次に周囲から得られる支援はないかを点検します。
自分が必要とする支援をしてくれる人はいるか?(上司、同僚、家族など)、必要な情報、知識を得る手段はあるか?経済的な支援など実質的な支援制度はないか?と周囲を見渡してみます。
4.戦略(Strategies)
最後は具体的対応策を整理してみます。
考えられる手段は出来るだけ検討したか?他にないか?視野が狭くなってないか?各施策によって得られる効果は何か?と対応策を評価していきます。
いかがでしたか。
シュロスバーグの4つのSの視点は、
ともすれば慌てふためいたり悲しみに暮れてしまったりする転機において、
一旦距離をおいて冷静に考える視点を提供してくれます。