エリートコンサルが700人の村で見つけた使命
多摩川の源流に位置する山梨県小菅村は人口が約720人。この小さな村に東京から移住したのが森弘行(39)さんだ。村で素敵なパートナーも見つけ、元旅館の大きな家に暮らし仕事もプライベートも順風満帆の森さん。大手シンクタンクでシステムエンジア(SE)として働いていた彼が、小さな村で見つけたものは何だったのだろうか。社会起業大学 学長の林が聞いた。
「このままでいいのか?」という仕事への虚無感
新卒で入社した大手シンクタンクでSEとして働いていました。最初はいい上司にも恵まれやりがいを感じていましたが、上司が変わると状況が一変。何をしても「だめだ。もう一回直せ」「こんなんじゃ甘いだろ?もう一回」と日々ダメ出しされるようになりました。
お客様の為というよりも上司の了解を得る為の仕事に追われる毎日。仕事に価値を感じなくなり、激務で残業時間が膨大になってきたとき、体調を崩してしまったんです。
「自分は誰のために仕事しているんだろう?」
「このままでいいのか・・・?」
そんな虚無感に溢れていました。
(オルタナより一部抜粋)