メールマガジンご購読者の皆様
こんにちは!
社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)、通称Rocky(ロッキー)です!
このメールラジオ「起業相談“Hi Rocky!”」は、皆からの人生、仕事、起業、ビジネスに関する色んな相談に、俺の体験談も踏まえてフランクにちょっぴりラフに、ラジオDJがリスナーからの質問に答える感じで配信してるんで、ぜひ楽しみながら読んでもらえたら喜び〜 君の質問・相談も待ってるぜ〜!
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“Hi Rocky!”
Rockyがこれまでに出会った経営者の中で「この人は凄い」と感銘を受けた経営者っていますか?
(40代男性)
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お会いしたことのある経営者に絞れば、間違いなくカルロスゴーンさんだ
未だ逃亡騒動の渦中の人物であり、日産を逆提訴したりして、
今やすっかり日本とは仇の人物になってしまったのが残念でならない
どうしちまったんだゴーンさん!
何が起きたのか真実は知らんが、俺は今も変革者としてのゴーンさんを敬愛している
彼のメディアでの発言や著述は、ビジネススクールを卒業して帰国したばかりの俺に多くの鉄槌を打ち込んでくれた
MBAを嘲笑うかのような、地に足のついた具体的かつ実践的な経営論がそこにあった
彼は倒産寸前の日本の伝統的な大企業を立て直すのに、情理ではなく論理をベースに陣頭指揮を執った
そして正しい結果を導くものだけが真理であるという明快さに俺は痺れた
当時の日本人経営者に最も欠く哲理だったからだ
しかし一方で、彼はどんな戦略も「人」が実行するという側面もよく分かっていた
チャンドラーの「組織は戦略に従う」を自ら実践しつつも、結果をもたらすのは組織(ヒト)だということも行動で教えてくれた
コミットメント、クロスファンクショナルチーム、実践第一主義等々、俺が学ばせて貰ったことは数え切れない
2000年代の初頭、ゴーンさんは俺の経営していた“BAGEL&BAGEL”の六本木店に、愛娘たちを連れて毎週のように来ていた
コストカッターとか、セブンイレブンとか、赤鬼だの黒船とだの散々言われていたが、
俺の知る素のゴーンさんはとてもフレンドリーな人だった
いつもファーストネームで“カーロス”、“ヒロキ”と互いに呼んでいた
茶目っ気もあり、しょっちゅうキッチンの中まで入り込んできて
「コレとコレとコレをくれ!」と指差して、ベーカーの子を困らせていたのが懐かしい
当時市場では新型フェアレディZが話題をさらい新生日産の象徴となっていた時に、なぜかいつもポルシェカレラに乗っていた
「なんで日産のトップがポルシェなんだよ!」と俺が毒づくと、
「最高のスポーツカーを創るには、競合マシンに乗って比較研究しなければならないんだ」と笑いながら嘘吹いた
ゴーンさんは公私で過ちも犯したのかもしれない
しかし最高の経営者だって人間だ
起業家としての側面しか持ちあわせていなかった当時の俺に、
経営者とは何たるかを行動を持って教えてくれたゴーンさんは傑物だったと思う
俺はそう思う
君はどう思う?
HiRocky
今回はどうだった?
次回も皆からの質問を待ってるよ、下のフォームにどしどし質問してくれ!
全部は無理かもしれんが、なるべく取り上げるようにするぜ!
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