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【ROCKY通信 】第109回 50年に一度の決戦!ゴロフキンVS村田(ライオンVS虎?)

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社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、僕が社会起業家の育成・支援に携わっている中での経験や僕自身の人生での学びや考えをシェアさせていただいています。
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【 ROCKY通信 】第109回
50年に一度の決戦!ゴロフキンVS村田
(ライオンVS虎?)

4/9(土) ゴロフキン VS 村田諒太 WBA&IBF 世界ミドル級王座統一戦

 

結論から言おう。この試合、村田が終盤のTKOで勝つ!

 

4月9日まで残すところ3日となった。日本ボクシング史に残る決戦だ。直近のオッズ(賭け率)では5−1でゴロフキン優勢。我がジム会長の渡嘉敷勝男さんは7−3でやはりゴロフキン。国内外のレジェンドボクサー達も大体似たり寄ったりの予想だ。コロナによる影響で再三再四の試合延期で実戦から2年以上試合から遠ざかっている2人。ゴロフキンは40歳、村田は35歳と決して若くはないが最終円熟期のゴロフキン、そして今がピークの村田。両者ともに一打必倒の強打者、スタミナも旺盛、ディフェンスもいいしタフネスも文句なし。そして戦略性も十二分。過去の実績、対戦者の質だけ考えればゴロフキンに圧倒的に分があるが、やってみなければわからないのがボクシング。期待と思いを込めて村田の勝利を宣言する。

 

これは子供の大好きな議論だが、「お父さんライオンと虎ってどっちが強いの?」と同義とも言える今回のファイトだ。ここではゴロフキンがライオン、村田が虎だ。これと比肩できる国内試合は1965年のエデル・ジョフレ(ブラジル)VSファイティング原田しか頭に浮かばない。「史上最強のバンタム」と言われたチャンピオンジョフレ圧倒的有利の下馬評を覆し、原田が勝利した世紀の名勝負だ。

 

現代ミドル級最強王者 ゴロフキン

 

ゴロフキンに有利なポイントを上げるとすれば、経済的モチベーションだ。この試合に勝つと次戦はサウル・アルバレスとの3度目の対決が待っている。この試合だけでゴロフキンは数十億円稼ぐことができる。そのためにも今回は絶対に落とすことのできない試合だ。今回アウェーの試合ではあるが、歴戦の勇者ゴロフキンには瑣末な話だ。多分ゴロフキンはよもや村田に敗れることなど全く考えていないと思う。ナメてはいないだろうが、村田のことを完全に格下と思って試合に臨んで来るだろう。そここそが村田が突け入る最大のチャンスなのだ。つまりメンタル要素の戦いもあるということ。実は村田の最大の武器はメンタルタフネスだ。そしてその隙に突込むには、「序盤戦」が岐路を分けることになる。何としても序盤で流れを持って来たい。ここを抑えて、中盤戦は我慢して乗り切る。そして終盤戦で勝負。これが僕の描く村田勝利のシナリオだ。

 

日本が生んだ重量級最強王者 村田諒太

 

今回、勝敗を分けるのは「戦略」だと思う。共に世界最高峰のトップアスリート、「戦力」よりも「戦略」が勝負の分かれ目と言いたい。そういう意味でいうと選手だけでなく、セコンドも含めたチームの戦いとも言える。村田が勝利するシナリオを予測してみる。最大のポイントは村田のボディブローだ。
初回からガードをしっかり固めて前に出る。狙いは強い左ジャブと得意の左ボディブローだ。強い右ストレートや右クロスはブラフでいい。これでゴロフキンを後手に回したい。選択するのは接近戦。中間距離はゴロフキンの最も得意とするところなので避けたい。ポイントは村田がピックだ。

 

中盤は、ゴロフキンの強いパンチを被弾しながらもさらに圧を強めて前に出る。この局面の村田は我慢我慢だ。ジャッジのポイントはゴロフキンに流れたとしても、試合の主導権は村田が握っている状態を実現したい。距離はなんとか中間から接近距離で行きたい。ここでも鍵を握るのは村田の左ボディブローだ。これが終盤の流れを決めることになる。

 

終盤、ともに疲弊しつつも一瞬の気も抜けない状況。村田は目をカットして流血しているかもしれない。互いに強いパンチをヒットし合うも、村田の序盤からのボディ攻撃が奏功し、ゴロフキンが初めて下がり始める。村田のロングの右ストレートがゴロフキンのガードの間を貫く。返しの左フックそして右アッパーも当たりゴロフキン史上初のピンチに。正面からの打ち合いに応じられなくなったゴロフキンは足を使い始めるが、村田のプレスはさらに強まりコーナーに詰められて激しい連打にさらされる。そしてついにレフェリーストップ。多分11ラウンドあたりだろう。村田勝利の瞬間、涙涙の大勝利。

 

2014年カリフォルニアでスパーリングしていた2人。ゴロフキンのパンチは、脛毛が逆立つほどの衝撃だったそうだ。

 

一方的な村田目線で書いてしまったが、このシナリオは愛する村田への思いを込めたものだ。彼がプロに転向する前、当時ボクシングをしていた子供達を連れて会いに行ったことがある。自分もシニアの国内チャンピオンだった10年も前の話だ。ロンドンオリンピックでアマの頂点を極め、プロにはならないと断言していた時期。村田は本当に素晴らしい男だった。優しさ、強さ、そして知性を兼ね備えた本当に尊敬できる人物だった。虚勢を張ることもなく、常に等身大の人だった。子供達にも素のままで接してくれ、ボクシングの素晴らしさについて存分に語ってくれた。その時子供のグローブにもらったサインは今や宝物だ。

 

金メダル獲得後、僕は村田は絶対プロに転向するとボクシング仲間に話していたが、予想通りとなった。プロ転向後は迷いの時期があり、どうしちまったんだ村田!とTVの前で絶叫したこともあった。その試練を乗り越えた自信がオリンピック金メダリストとしての誇りと相俟って、村田史上最強の村田諒太となっている。もう迷いは無い。今回のゴロフキン戦の勝利はもはや「夢」ではない。村田にとり、実現可能な「目標」なのだ。

 

今となっては宝物の村田諒太直筆サイン(2012年)

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