メールマガジンご購読者のさま
こんにちは!
社会起業大学 事務局の辻 正登(つじ まさと)です。
このメールマガジン「SEC流ビジネスプランニング」では、
「社会起業大学(SEC)メソッドによる事業計画の創り方」を、実際の授業内容を基に具体的に解説していきたいと思います。
皆さまが、社会起業家という生き方・働き方を実現する、そのお役に立てられましたらとても嬉しいです!
ソーシャルミッションを創ったら、次はコンセプト創りに入ります。
このコンセプトのことを社会起業大学では「ソーシャルドメイン」と言います。
「ソーシャルドメイン」とは、
自分が解決したい社会課題の当事者のために行う活動領域をコンセプトとしてまとめたもの
を言います。
ソーシャルミッションを基に活動を始めるために、
1段階 具体に落とし込んだもの、ですね。
さて、このソーシャルドメインですが、3つの要素で構成されます。
それは、
「誰に」「何を」「どのように」
です。
では、それぞれについて解説していきますね。
誰に(Who)
自分が役に立ちたい「社会課題の当事者たち」を定義します。
どんな困りごとがある、どんな属性(性別、年齢、地域等)の人たちか
を定義していきます。
何を(What)
ここは手段ではなく「提供する課題解決」を定義します。
社会課題の当事者たちが理想の状態になるために必要となる課題を解決すること
を定義していきます。
どのように(How)
最後のここが手段になります。
「社会課題の当事者たち」に「課題解決を提供する」ために行う実際の活動、アプローチ方法
を設定します。
このソーシャルドメインを、
ソーシャルビジネスで有名な「グラミン銀行」を例にして創ると、このようになります。
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■誰に(Who):貧困状態が続き生活が困窮している女性に
■何を(What):自らの力で貧困から抜け出す機会を
■どのように(How):貧困層向けの金融サービスによって提供する
———-
いかがだったでしょうか?
以上の3要素で創られる「ソーシャルドメイン」こそ、$dt_company$さんの社会起業のコンセプトになります。
そして今後、ビジネス化を図る際に、このソーシャルドメインがかなり重要な位置づけになります。
今後、色んなビジネスアイディアの中からビジネスを構築していくわけですが、
このソーシャルドメインが、ビジネス構築の判断軸になり、$dt_company$さんの社会起業の基軸となります。
だからこそ、自分自身が納得できるまで突き詰めて考えなければいけないものなのです。
でもまずは、一度ソーシャルドメイン創ってみてくださいね。
そして、社会起業家への道をスタートさせていきましょう!