メールマガジンご購読者のさま
こんにちは!
社会起業大学 事務局の辻 正登(つじ まさと)です。
このメールマガジン「SEC流ビジネスプランニング」では、
「社会起業大学(SEC)メソッドによる事業計画の創り方」を、実際の授業内容を基に具体的に解説していきたいと思います。
皆さまが、社会起業家という生き方・働き方を実現する、そのお役に立てられましたらとても嬉しいです!
「人生ヒストリー」を棚卸ししたら、3つのポイントで分析をしていきます。
その3つのポイントとは、
「興味・関心」「能力(強み)」「価値観(意味)」
です。
皆さんも自分の人生ヒストリーを振り返った時、「自分にとって重要な原体験」がきっとあったと思います。
そのとき、この3つのポイントも深く関わっていたのではないでしょうか。
実はキャリアカウンセリングの世界でもこの3つのポイントはよく用いられているんです。
社会起業大学では、この3つを『自分の「アンカー(基軸)」の構成要素』として位置づけ、対話を通じて深めていきます。
アンカーは「錨(いかり)」ですが、まさに錨のように「自分の根幹にあり絶対に譲れない基軸」となるのがこの3つなんですね。
では、それぞれについて解説していきたいと思います。
1.興味・関心 (何に心が動くか?)
皆さんが、心が動く瞬間はどんな時でしょうか?
すごく感動された瞬間かもしれませんし、とても憤りを感じた瞬間もあるかもしれません。
そんなプラスの感情もマイナスの感情も一度振り返りながら心が動く瞬間を整理してみてください!
2.能力(強み) (何が得意か?)
すでにお持ちの資格や、これまでのご経験ももちろんですが、周りからよく頼まれること、任されることの中に自分でも気づいていない強みが隠されていることが多くあります。
強みは、実際に周りの方に訊いてみることもかなりオススメです。
3.価値観(意味) (何が大切か?)
「Being」という言葉もよく耳にするようになりましたが、「自分はどう在りたいのか?」の答えに、大切にしたい価値観が表れます。
それがすでに普段の行動や発言に表れているかもしれませんね。「行動・発言指針」として改めて考えることで大切な価値観が整理されてきます。
以上、3つのポイントを基に自分の人生を分析する中で、自分軸をしっかりと定めていきます。
それが皆さんの社会起業にも大きく反映されてきます。
ぜひこの3つのポイントで、人生ヒストリーを分析してみてください!
さて、これまで「自分らしさ」と「社会課題」を分析するその方法論について解説してきました。
ただ、まだ「自分らしさ」と「社会課題」は、それぞれに分析しているため、分割された状態です。
この2つを重ねていくプロセスこそ「役割」を見出す上で最も重要になります。
次回は、そんな「自分らしさ」「社会課題」の重ね方について詳しく解説していきたいと思います。